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Catwalk
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またまたッ!!

ユニクロでッ!!!!

荒木飛呂彦のォォゥッ!!!

世界ッ!!!!

今度はッ!!!!!!

キラークイーンバレリーナだッ!!!




こちらのデザインも、着てると反響が“超スゴイ”です(一部には)。



さて、昨日はとても貴重なものをいただきました。
数寄ものとして、一点などはその希少価値とインク一色で表現されたシンプルさが、ギンギラプリントにはない風雅な佇まいでとても気に入っています。

あまり詳しく書くと怒られるので、このへんで止めておきます。



話変わって(って、変わらないんだけどね)、久しぶりにジャケ買いをしました。


タワレコでッ!!!!

荒木飛呂彦のォォゥッ!!!

世界ッ!!!!

今度はッ!!!!!!

SOUL'd OUTだッ!!!




SUGIURUMNのときも無条件に買ってしまいましたが(これもイイ!ジャケットが)、どーですか、SOUL'd OUTですよ。
ア、アラ、アララァ、ア、アァァ(←超テキトー)のアッオゥ、アオゥ、アッアアオゥ、アッオゥ(←スゴクテキトー)のSOUL'd OUTですよ。
これはさすがに恥ずかしいのか?
と感じる向きもあるかと思いますが、そんなことはない。

もともとはH∧Lに借りて聴いてたんだけど、SOUL'd OUTはけっこうイケます。ヘンな歌詞とヘンなカッコとヘンなグループ名に目を瞑れば。。。。(←それは、ほとんど見えてないということかね?)

本当にジャケ(を)買いなので、まだ曲は聴いてませんが(今これ書きながら聴いてます)、荒木先生スゴイセンスだッ!!!!

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『Catwalk』 / SOUL'd OUT
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by clyde_8 | 2006-04-28 18:34 | マンガ
Knife Edge Caress
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『セブンス コンチネント』に続いて、ミヒャエル・ハネケ映画祭で『71フラグメンツ』を観てきました。
(友人2名と。映画観る前は、もしかしたら“?”としか思わないんじゃないだろうかと、とても不安だった。けど、それなりに楽しんでたと思う。だって、スゴクすっきりした顔してたから。。。ってそれは寝てたからだッ!フットサル後の映画は危険デスね)



19歳の大学生が銀行で銃を乱射。
3人が死亡し、本人も自ら頭を撃ち抜いて死亡する。

卓球に打ち込む大学生。
幼子を抱え、そして孤独を抱える夫婦。
銀行に勤める娘と上手く距離が量れない警備員。
孤児を養子に迎えようとする夫婦。
異国からやってきたホームレスの少年。

事件に向かって日々の断片を積み重ねていく彼ら。

当事者たちにとってはとても重要な人生の一コマ。
傍観者にとっては退屈にすら感じるほど静かに交差していくそれぞれの生活。
小さな山や谷はあっても、このまま続いていくのが人生。

そこに響き渡る乾いた銃声。
いくつかの人生はそこで止まり、いくつかの人生は続いていく。



今回はそういう映画でした。

静かに、徹底して淡々と描かれる日常に銃声が響き渡る時の、その衝撃といったら!
久しぶりにかなり急激に心拍数が上がりました。
ちょっと具合悪くなるかと思ったよ。

『セブンス コンチネント』の終盤では家族の行動や気持ちが解る気もした一方で、そこはかとなく不条理な匂いも感じていたんですが、そういう意味では今回観た『71フラグメンツ』はとてもよく解るような気がしました。

なんででしょうね。

とにかく、凄い衝撃を受けたけど、それは映画の構造にしてやられたということで、そこに描かれている人生は、ラストも含めて、僕や僕のまわりにいる人と大差ないと感じたんです。
それで恐くなってしまいました。



ユーロスペースではミヒャエル・ハネケ作品のGW追加上映が決定したようです。
モーニングショーです。
これで、残り二作品『カフカの「城」』、 『ベニーズ ビデオ』もなんとか観ることができそうです。

GWにハネケを観る人なんているんだろうか、なんて思うけど、やっぱり混むんだろうなぁ。



あと気になることが。
僕は強い作品を観た後ってぼんやりしてしまうことがあったりするんです。
だからモーニングショーでハネケなんて観たら、休日を棒に振るってことになるんじゃないだろうか。。。たぶんそんな気がする。。。



『偶然のナイフ・エッジ・カレス』 / Flipper's Guitar
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by clyde_8 | 2006-04-27 18:59 | 映画/お芝居
キラークイーンタイガー
「今日のカッコはちょっと好き」と言われました、オフィスで。
ありがとう。

だがッ!
今日の格好は、黒いポロシャツに茶のカーディガンっ!
ベージュのパンツっ!!
ゴルファーな感じの、オジサンな感じの、そーゆうカッコっ!!!!

ということは、どういうことだ。。。。
(そーゆうカッコが似合う大人になりつつあるということだ、悲しいことに)



ふう。
気を取り直して、、、




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ユニクロでッ!!!!

荒木飛呂彦のォォォゥッ!!!!!

世界ッ!!!!!!




まだ手に入りにくい状態が続いてるみたいです。
アミーゴに感謝。
サイズはLでも良い感じです。
ブラックがなくて困ってます。
キラークイーンバレリーナも2色とも手に入れたい、サイズもバリエーションを揃えたい、なんていうあからさまなアピールですが、よろしくお願いいたします。



ところで、20代後半〜30代後半のマンガ読みの間では、荒木飛呂彦先生は絶大な人気を誇る、というのがTシャツ着てるとよくわかります。
まったく知らない人に突然洋服のことで声かけられたのなんて初めてです。
びっくりしました。
荒木飛呂彦作品について共に語り合いたいという衝動をこらえ、完璧に紳士的にスマートに振る舞っておきました。
荒木飛呂彦作品にはそういう姿勢が望ましいと思ったので。

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『Killer Queen』 / Queen
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by clyde_8 | 2006-04-27 16:16 | マンガ
美しさ
中川正子さんの写真展へ行った日に購入した“美しく素敵な箱”がnewのところに届きました。

写真が8枚入った箱です(newと4枚ずつ分けようなんて、そんな所有の仕方でごめんなさい。でも、それはそれは大切に毎日見つめさせていただきます。少し元気や少し切なさをもらったりしながら)。

写真たちを、どこに飾ろうか、それとも持ち歩こうか。



中川正子さん
メッセージカード、newが本当に喜んでいました。
箱を開けてカードを読んだ時、泣きそうになったと言ってました。
(可愛い字書くよねぇとも言ってました)



とても丁寧に人と向き合う中川正子さんだからこんなにも美しい写真なんだろうなぁ、と校庭を走る少年を見ながら。



『美しさ』 / 小沢健二
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by clyde_8 | 2006-04-27 13:25 | 芸術/デザイン/その他
光は光
今日のイチバンの幸せ。

フォトグラファー谷口京さんにお会いしました。

ボスのお仕事で何度も写真は見せてもらってたし、オフィスで見かけたこともあったんだけど、実際にお話するのは初めてでした。

先週作品を見せてもらいお話するはずだったのが、作品を見せてもらうだけになって、今日やっとご本人と初対面。

しかも、なんと!
僕らのフットサルチームのメンバー、kazuさんが谷口さんと高校の同級生だったことを、しかも大親友だったことを土曜日に知ったので、ホント楽しみで楽しみで。

お仕事の打ち合わせをして、昼食に行っただけで、そんなに長くは話せなかったけれど、とても魅力的な人でした。作品に負けず劣らず力漲る眼差しが印象的で、この人が見る風景があの素晴しい作品たちなのかと思うと、変な言い方だけど、なぜだか“嬉しくなってしまうような”人でした。
とにかくッ!!!!!!
ひと呼吸おいて、
素晴しい作品たち!!!



そして、とても羨ましく思ったのは、土曜日にkazuさんが谷口さんのことを、今日は谷口さんがkazuさんのことを、それぞれに熱を込めて話していたこと。
親友というのはこういうことなんだなぁ、と本当に羨ましく思いました。



あ、kazuさんご心配なく。
僕も自分がいないところで、あれこれ自分のことを話題にされるのはそれほど良い気分がしないので(時と場合と話の内容による。僕は褒められるのは好きです)、軽く話した程度ですから。
(さらに、kazuさんへ私信、僕のブログはそっとしといて下さい。恥ずかしいので。。。ただ、Fさんがたまに読んでくれてるのはとても嬉しいです。旅立つ前にお酒でも飲めるといいのだけれど。イギリス行っても読みにきて下さいね。そして、遠く異国の地に行ってしまったら、さすがにコメント残してくれますよね?)



“I live, to see and to feel.
Photography has always given me opportunities to do so”

―――kei taniguchi




『光は光』 / 100s
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by clyde_8 | 2006-04-25 00:38 | 芸術/デザイン/その他
Family Affair
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ミヒャエル・ハネケっていう映画監督知ってますか?
新作、『隠された記憶』がもうすぐ公開されるドイツ人の素晴しい映画監督です。

大傑作『ファニーゲーム』、大傑作『ピアニスト』の2作品以外は日本ではなかなか観ることができない映画作家さんで(『ファニーゲーム』と『ピアニスト』はいつかこのブログで取り上げたいなぁ)、さらに困ったことに、ほとんどの作品が日本での最終上映をむかえようとしています。

できる限り観ときたいです。

ユーロスペースでミヒャエル・ハネケ映画祭が28日までやってます。

まずは、『セブンス コンチネント』を観てきました。
(以下、結末まで書いてます。知りたくない人はご注意を。ただ、『セブンス コンチネント』は日本での上映はひとまず終了です。そう、もう観れないんだよ。残念だけど)

オーストラリアへの移住を夢見る三人家族。
どこにでもいるような平凡な家族は、やはりどこにでもあるような小さな悩みと小さな幸せを、静かに過ぎていく毎日の中で感じている。
カメラは彼らの生活を静かに静かに捉え続ける。
夫の昇進を素直に喜び、両親に報告する妻。
幼い悪戯遊びをしながらもすくすくと育つ娘。
夫は新しい世界へ旅立つ時がきたと感じる。
両親へ向けて少し長めの手紙を書く。
預金を全ておろし、ハンマーやのこぎりを買い込む夫婦。
三人で囲む食卓。
幸せな食事の後、三人家族は身の回りの物を全て破壊していく。
家具をたたき壊し、本を破り捨て、お金は全てトイレへ流す。
全て破壊し尽くして、三人は薬を飲んで静かに旅立つ。
生活の残骸の中に横たわる三つの死体。
物語は唐突に終わりをむかえる。
“遺書があったにもかかわらず、遺族は事件としての調査を求めるが、そのまま迷宮入りとなる。”と書き添えられて、劇場には明かりが灯る。

そういう映画でした。

もう観ることができない映画(少なくとも当分は)を取り上げるのはどうかと思ったんですが、なかなかに衝撃的な作品だったので、物語を書き出すことで、少しでもその作品世界が伝わればと思って記事にしました。



ものすごく大きな“?”が浮かび上がる記事になってしまってますね。



とにかく!
ミヒャエル・ハネケというのはすごい監督です。
今日からだと、
『71フラグメンツ』
『カフカの「城」』
『ベニーズビデオ』
の順で、ユーロスペースで観ることができます。

できることなら全て観たいです。
なんとか都合つけて行きたいです。
みなさんもよかったら、ぜひ。
小さな劇場で期間も短いので、お会いするかもしれませんね。



それでは、劇場でお会いしましょう。
(↑言ってみたかっただけ。僕は行けないかもしれないし。。。)



『Family Affair』 / Sly & The Family Stone
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by clyde_8 | 2006-04-21 18:04 | 映画/お芝居
先人達の夢
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【剽げる・ひょうげる】
ふざける。おどける。ひょうきんにふるまう。

『へうげもの』、今日2巻が出ます。

絵がちょっと読みにくい感じなので、H∧Lに薦められなかったら手に取らなかったかもしれないんですが、このマンガ、相当面白いです。



武をもって“華”の国にするか、藝をもって“侘び”の国にするか。
茶人の武将・古田左介は武士としての大成を志してはいるが、芸術に対しての美意識や物欲が勝ってしまう。

「戦場でも目がいくのは景色だったりするのだがな」

なんて素敵な言葉でしょう!
どんな状況でも美を追求し、物を愛で、風流を解することを忘れたくはないものだなあ、と感じさせてくれました。
そう考えると、デザイナーという職業もなかなかステキなんじゃないかと。(←金曜の昼下がりに感慨に浸るあほ、または幸せ者)



描かれてることは深遠で、そして真理めいたことだったりするのだけれど、織田信長をはじめとする魅力的なキャラクターや主人公、古田左介の何とも言えない絶妙なハズシの間で楽しませてくれます。
普通に笑ってしまいますよ。

はっきり言って歴史物があまり好きではない(←これって、はっきり言ってないような気がしないでもない。。。)僕が熱狂するぐらいだから、すべての人にオススメです。



『先人達の夢』 / Tokyo No.1 Soul Set
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by clyde_8 | 2006-04-21 16:02 | マンガ
狂人は心に
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『ライフ・イン・ザ・シアター』にもらった勇気が日々を楽しいものにしてくれていると信じて疑わない数寄もの(←たぶん使い方間違ってるなぁ。。。)ですが、あまりに素晴しかったので、映画化されてるんだとしたらそっちも観てみたいと、TSUTAYAを物色。

ありましたよ、『ライフ・イン・ザ・シアター 〜栄光と喝采の日々』という微妙に古いビデオが。
なんと主演はジャック・レモンとマシュー・ブロデリック!!!
劇場映画じゃなくてテレビドラマのようですね、どうやら。
マメット原作・脚本の『アメリカン・バッファロー 』の監督さんの作品です。

内容は、まだ観てないのでわかりません。(←なんじゃそれ)
いや、あまりに良かったからさ、『ライフ・イン・ザ・シアター』が。
だから言いたくて。



実は、『ライフ・イン・ザ・シアター』を観に行った日はマチネだったので、元気があったら夜には映画でも観たいねと連れと話してたんです。
連れは映画配給会社勤務の友人 I でした。
観たい作品の候補は『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『ホテル・ルワンダ』のどちらか。
クローネンバーグ観たいなぁ、でもルワンダは絶対に観とくべき映画だろーしなぁ。。。と二人して悩む。。。

一瞬よぎるなんかひっかかる感覚。
フラッシュバック(ってそんな大げさなもんでもないか)。

あ、……そーいえば、『変態村』の予告編を観た時に I に興味ないかどうかメールしたんだよなぁ。。。

なんて思ってると、 I がぽつりと、「あ、そうだ、『変態村』ってどんなのかまだよく知らない。ポスターだけでも見ときたい」



というわけで、ライズ Xで、ポスターをチェックして、チラシを数枚手に取り(おかしいのが二人とも手にしたのは『変態村』のみ、チラシと二つ折りチラシ数枚ずつ)かなり遅めの昼食へ。
『ライフ・イン・ザ・シアター』についてひとしきり話したあと、話題はおシゴトの話へ。
ま、僕のおシゴトについてはいいとして(ってこうやってぼやかすから、“あまり働いてない人”みたいに言われるんですね、きっと)、 I の担当している映画についていろいろ話を聞く。
中でも楽しかったのが、劇場未公開作品のDVDリリースについて。

I はいま担当作品が二本あって、その邦題についてどうしたものか、と困っていたんです。
最近、特にここ数年は使用する単語の規制が厳しいようで(配給会社によって差はあるようですが)、“狂”という漢字が使えないんだよー!と嘆いてました。
『気狂いピエロ』なんてあり得ないわけです。

よし、じゃあ一緒に考えよう!ということで、担当作品の原題とストーリーを教えてもらう(ひとつはコメディ、もうひとつはファンタジー)。
で、いろいろ使いたい単語を挙げたり、それを組み合わせたり、口に出して言ってみたりしてみる。

どういう語感が観たいという気にさせるのか?とか(世代によって全然違う!ということを解れ上司ども)、どこらへんまでなら騙した気分にならずに大げさにできるのか?とか(Gosh! なんだよ『バス男』って!)、映画ファンにはこれぐらいのがちょうどいいけど、一般的にはどうだろうね?とか(映画じゃないけど、『ライフ・イン・ザ・シアター』は翻訳家が言ってた『劇場暮らし』でもいいと思う)、いつも話してる映画のこととは違う雰囲気で(いつもは普通に、あれが良かったとか、あのシーンは泣けたとか、あの血みどろな内蔵が最高!とかです)、なんかね、“好きなものを仕事にすること”の喜びと苦悩がよくわかって楽しかったです。

方向性が何となく見えてきたので、ちょっと一息。

『変態村』の二つ折りチラシに寄せられたコメントを眺める二人。
〜〜『悪魔のいけにえ』を観てしまったような〜〜
―――塚本晋也
〜〜『テキサス・チェーンソー』に変態性を加えて、さらにイッちゃったような…〜〜
―――スクリーミング・マッド・ジョージ

やばい、観なきゃ。
ほんの少し歪んだ好みのせいで、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』と『ホテル・ルワンダ』をあっさり抜きさって『変態村』に決定。

レザーフェイス大好きっ子二人で映画館に行ってみてビックリ。
超満員なんだもん(40席もない小さな映画館だけれども)。
日曜の最終回だし、『変態村』だから二人だけということもあり得る、いやむしろそのほうがいいんじゃないかと話してたので、とっても意外でした。

さて、映画自体はどうだったかというと、全体的には真っ当に撮られた映画で、ところどころ美しいなぁと感じる構図もあったし、光加減もきれい。
映像表現に関しては園子温のコメントにある“おしゃれ”というのが近いかも(注意!いわゆる“オシャレ映画”的な“おしゃれ”ではない。『猫が行方不明』とか想像したお方は死刑ですわよ。園子温のコメントというところをご了承ください)。

でもね、やっぱり“変態村”というぐらいですから。
それなりに変態です。
というか、主人公以外変態です。
佇まいが不穏なので、緊張しちゃうんですよ。何するんだろうこの人たち、イヤだなぁ。ホントイヤだなぁ。とそんな90分間(ってそれはどうなんだろう?娯楽としてはアウトですね、間違いなく)。

ま、言っちゃうと、変態さんたちはそれほど衝撃的行動に出るわけでもないので、視覚的ショックはないけれど、精神的にはどうしようもなくイヤな気分になりますね。
そりゃ泣くよ、こんなところに迷い込んだら。
イヤな感じの映画が好きな人にはバッチリお薦めします。
その他の人はat your own riskで、ぜひ観てみて下さい。(←って薦めるんかい)

変態パブで演奏されるピアノ曲が妙にカッコいいので、要チェックデス。

あ、そうそう、チラシのメインビジュアルで使われている磔ミイラの解釈が僕と I では違っていて、それが面白かったです。あえて言うなら、整合性を求めるタイプとホラー趣味が抜けきれてないタイプって感じですかね。同じもの観てて同じような趣味なのに違うんですねぇ。
こういうことって、もしかしたらデザインする時のひとつのヒントかも(ま、これはちょっと強引か)。

これから観に行く友人知人へ。
磔ミイラについて、どういうふうに捉えたかをちゃんと教えるよーに(あれは誰か?というお遊び感覚で)。



とろこで、ライズ X!
映画館としての完成度が低すぎる!
即刻改修しなさい。



『Brain Damage』 / Pink Floyd
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by clyde_8 | 2006-04-20 19:40 | 映画/お芝居
K-ing
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僕は名刺を4つの入れ物に入れています。
ひとつは手帳のポケット。ひとつは財布。
あとのふたつはタイプの違う2種類の名刺入れ。
4つに分けて持ってる理由は、持ち歩くのを忘れたり補充するのを忘れたり、ということがよくあるから。
上の写真は名刺入れのうちのひとつなんだけれど、いちばん使いづらい。
スムーズに名刺が出てきたためしがないので、いつももたつきながら、「あ、ぁ、よろしくお願いします。。。」となるわけです。

それなのに、いちばん使用頻度が高いんです。

だって、スワロフスキーがキラキラしてるから(スワロフスキーじゃないかもしれないけど)。

キラキラしてると、ついつい欲しくなってしまいます。
キラキラシールとか、キラキラアクセサリーとか、キラキラプリントTシャツとか。(キラキラメイクとか)



って、そんな話はいいとして、きらきらしている芸術作品の前では涙を堪えるのに必死で、お喋りどころじゃなくなりますね。



小林紀晴さんとお会いしました。
『ASIAN JAPANESE—アジアン・ジャパニーズ』などで有名なフォトグラファーさんです。

恥ずかしいことに、僕は一冊も著書を読んだことがなく、『Number』や『SWITCH』や『paperback』で写真や文章を拝見させていただいたことがあるだけだったんですが、とてもきれいな写真を撮られている方なので、その写真達のプリントが見せてもらえるなんて、なんという幸せ!とお会いする前から楽しみにしてたんです。

どっさりと持ってきていただいた作品集は、そのほとんどが丁寧に手焼きされたプリントで、印刷物で見るのとは作品の美しさがまったく違います。
ページをめくる度にため息。
ただその写真を見てるだけで、他は何も必要なくて、無理に話そうとしたら泣いてしまいそうだったので、「きれい」とか「うわぁ」とかそんな単語を絞り出すのがやっとでした。

ところどころで、これはどこどこでとかこれは誰それでなんてふうに作品に対して解説をしてくれるんですが、独特のユーモアを持っている人でした。
例えば、役者さんやモデルさんのポートレイトの間に見知らぬ青年のポートレイト。
憂いをたたえながらも凛とした雰囲気のその青年は鮮やかな花柄のシャツをまとい、シャツ以上に鮮やかな花を一輪胸にさしている。

「あの…これは、どなたですか?」
「はい?あぁ、これですか」
「スミマセンちょっと知らなくて…」
「あぁ、かなり無名ですから。…アシスタントです…これは私服です」
(会話内容はうろ覚え)

ちょっと(いや、かなり)笑ってしまいました。



本当は9・11のことを訊きたかったんだけど、短い時間で聞けるような話じゃないと思ったので、やめておきました。

ただ、じっくりと作品を楽しみました。
涙を堪えながら。
鳥肌を感じながら。



(素晴しいフォトグラファーさんについての記事に自分の撮った写真を載せるなんて、しかも何の関係もない写真を。なんて厚顔無恥なんでしょう)



『K-ing』 / 100s
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by clyde_8 | 2006-04-19 19:59 | 芸術/デザイン/その他
劇場暮らし
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今年イチバン観たかったお芝居(ってまだ4月ですが)、でもおシゴトが重なって案の定行けなかったお芝居。あまりに悲しくて後悔しまくったので、神様がもう一度チャンスをくれました。

なんと!

『ライフ・イン・ザ・シアター』のチケットが手に入ったので、世田谷パブリックシアターに行ってきました!!



デヴィッド・マメット脚本(僕はとにかくこの作家さんが好き!)、市村正親さんと藤原竜也くんの2人芝居。
物語は単純で(というか、ストーリーはないとも言えるかも)、1人は老い始めたベテラン俳優、1人は役者になったばかりの若手俳優、2人の俳優の様々なやりとり。
2人の会話は楽屋で、舞台裏で、衣装部屋で、そして舞台の上で交わされる。
それぞれの会話は26のシーンとして描かれ、シーンごとに訪れる暗転、その間にはいくらかの時の流れが存在する。
2人の関係が微妙に変わっていく。
「お疲れさまでした」、「お疲れ」
「お疲れさま」、「お疲れ」
「お疲れ」、「お疲れさま」

2人の役者の人生の向こう側に透けて見えるのは僕自身の人生、今日一緒に観にきた友人の人生、恋人の、仲間の、家族の、同僚の、人生。
悲しくて、切なくて、泣きそうになりながら、でも可笑しくて笑ってしまう。
最高に魅力的なコメディでした。



もうね、藤原くん!藤原竜也!
ものすごい良い役者ですね!
今や大ファンです。
大先輩に対し無条件で敬意を抱く新人俳優から、少しずつ新しいステップへ踏み出し、老いた先輩への目線が変わっていく若手俳優へ、言葉遣いだけじゃなく絶妙なニュアンスを細やかな仕草で表現していて、ぐっと引き込まれました。
あと、これは個人的な印象かもしれないけれど、声が素晴しい!
一言一言が劇場にすうっと響き、心に入り込んできました。
インスピレーションを感じる演技というのはああいう演技のことを言うのかもしれないですね。

そして!市村さん!市村正親!
当たり前のように素晴しい!
前半から中盤、後半に差し掛かるまでが藤原竜也くんの芝居に魅了される時間だとしたら(もちろんそれは市村さんがいるからこそではあるけれど)、後半は一気に市村さんが持っていく。心鷲掴みで。
抑えようのない焦りが、ぶつけどころのない苛立ちが、ペーソスを漂わせ、笑いを誘う(ここでのアシストは藤原くん)。
象徴的に吐き出される台詞、「お疲れ、お疲れさま、お疲れさまでした」、劇場に切なく響き渡る声に全身が震えました。

あぁ、素晴しい。あと30回は観たい。

「…技術というものは、たゆまぬ努力により目に見えぬ形で徐々に身につくが、、実力もやはり、徐々に失われてゆくものだ。終演後あるいは千秋楽を終え、俳優に残るのは自身の体と、新聞の切り抜きとパンフレットのみ」
―――『レストランで書きながら』 / デヴィッド・マメット

まさしく、“人生”ということですね。



そうそう、カーテンコールでは市村さんの全身に拍手を浴びようとする“ベテラン俳優”っぷりと、藤原くんの控えめで、少し照れて、握手も市村さんの手を軽く握っただけの“若手俳優”っぷりが可笑しかったです。。。あ!もしかしたら演出かもしれませんねぇ。。。

そんなふうに考えると、ちょっと楽しいです。



さて、リアルな台詞の応酬が特徴とされているデヴィッド・マメット作品ですが、僕の印象は刺激的で、どこか挑戦的な作品世界という感じ。それは風刺的な作風がそう感じさせるとも言えるし、映画で見せるようなトリックやサスペンスが上手いところがそう思わせるのかもしれないですね。
やっぱり戯曲がいちばん面白いけど(というか舞台は2本しか観たことないんデスけどね。。。)、映像作品もなかなか傑作ぞろいです。

というわけで、デヴィッド・マメット作品、オールタイム・トップ5(順序不同)。

『摩天楼を夢みて』
“ペーソス”というのはこの作品で味わえます。戯曲はピューリッツァー賞受賞作。

『アンタッチャブル』
“エンタテインメント”はこの作品で味わえます。遊気舎の『タッチャブルズ』という買収されまくりの根巣刑事が主人公の楽しいお芝居もありました。関係ない話ですが。。。

『ワグ・ザ・ドッグ〜ウワサの真相〜』
“シニカル”はこの作品で。コワい世界を描いてるんですけどね、笑えるんです。

『スパニッシュ・プリズナー』
“コンゲーム”な作品。“コンゲーム”とは“信用詐欺、ペテンにかける”というような意味。転じて、二転三転するストーリー。

『殺人課』
これは何が味わえると言えばいいんだろう??
“デヴィッド・マメット”かな。

ま、ツタヤが半額の時にでも、ぜひ。



『THE SHOW MUST GO ON』 / Queen
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by clyde_8 | 2006-04-18 23:12 | 映画/お芝居