カテゴリ:音楽( 142 )
ハッピー!ハッピーバースディ パーティー
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“加藤ひさし50歳記念バースデー・ライブ”に行ってきました。
とってもいいライブだったなぁ。

コレクターズはここ数年、年間5〜7本ぐらい行っているので、いつものあれ聴きに行くかってなもんで、出かける時には特別な感じもなくて、自転車でふらふら、手ぶらで行くのだけれども(わりといつも手ぶらだけどね。あのね、ライブ会場でカバン持つ人、あれやめなさい。格好悪い。手ぶらで行ってみ、楽しいから)、この日は1曲目からじーんときた。加藤さん&コータローだけでまず2曲っていうのが泣かせる。
ライブは濃密な3時間(!)、わりと序盤で加藤さん、おれはThe Whoが好きなんだ歌わせろと叫び(叫んではないけども)、『I Can't Explain』と『The Kids Are Alright』。50歳の歌う『The Kids Are Alright』で会場爆発。自分も50歳になっても好きなことで飯が食える人間になるぞと勇気をもらった怒濤の30曲でした。

後日、ポッドキャストで明かされたのが、28曲の予定が急遽30曲になったこの日のライブ、興が乗って歌いたくなっちゃった曲が2曲あったとのこと。歌いたくなった2曲がどの曲かは知らないけれども、1曲はきっと『世界を止めて』だったんだろうなと思う。演奏前に一瞬間がありメンバー集めて「いい?いける?」(←もちろん想像)みたいなことひそひそ話してたしね。

『世界を止めて』は良くも悪くもコレクターズの“その後”を決めてしまった曲で、ある時期には加藤さんを苦しめ、コレクターズの足枷となってしまったこともある曲だというのは、ドキュメンタリーでも本人によって語られている通り。この複雑な思いが垢のようにこびりついてしまった、だけれど、どこまでもスウィートなラブソングを“歌いたくなった”というのは、加藤ひさしというミュージシャンにとって、『世界を止めて』がやっぱり特別な1曲だということの証明なんだろうと思う。そしてそのことと、その抑えきれない衝動を目の前で見られて本当に良かった。隣でacoが泣いてたので自分の涙はひいちゃったけどもね。

世界を止めて、明日を遠くしてと心から思った夜でした。



『ハッピー!ハッピーバースディ パーティー』 / THE COLLECTORS
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by clyde_8 | 2010-11-26 14:13 | 音楽
大きな玉ねぎの下で 〜あの頃の涙を添えて
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4月の終わり、ともさんに誘ってもらって観に行った長谷川穂積11度目の防衛戦はめちゃくちゃショックでした。でも、ロープに腕が絡まってレフェリーストップがかかるまで立ち続けた姿を見て、倒れるわけにはいかないという長谷川穂積の誇りみたいなものを感じて心震えた一日でした。この日は前座試合から闘う人たちの姿にすでに泣きそうになっていた甘ちゃんな自分。大きな玉ねぎの下で過ごした一日。



UAの『KABA』に引き続きでカバーカバーしつこいですが、山崎まさよしの『COVER ALL HO!』も好きなカバーアルバムです。同時リリースの洋楽カバー集『COVER ALL YO!』と合わせてさすがの歌唱力とバラエティに富んだアレンジで、素晴らしいポップスが楽しめる好盤。楽しい演出でまとめられたジャケットやスリーブのデザインも好きな作品。

もともとは『さらば恋人』(めっちゃ好き!)が聴きたくて手に取ったこのアルバム、どれもこれも良い曲だなぁ懐かしいなぁなんて、鼻歌まじりに聴いていたら、不覚にも『大きな玉ねぎの下で』で 全身の鳥肌が治まらない5分弱。

爆風スランプも山崎まさよしも特に熱心なファンというわけではないですが、どちらかというと日本のポップスをテープに録音して聴きあさっていた中学時代を考えると、爆風スランプのほうが馴染みのあるアーティストだし、『大きな玉ねぎの下で』もよく聴いた一曲。それでも、山崎まさよしのカバーを聴くと懐かしいなぁなんてふうにはあまり感じずに、おぉ、なんていい曲だ、美しい、と妙に新鮮な気持ちでリピート。山崎まさよしの若干土臭い(あくまでも私見。ファンの人ゴメンなさい。良い意味で、ですから)歌声がとっても優しくて歌詞の世界がすうっと耳に入ってくる。なんて切ない恋なんだ。携帯電話やメールが中途半端に人の距離を近くしてしまった今では考えられない、不器用で手探りの恋が切な過ぎ。

爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で』を初めて聴いた時の、大阪でこぢんまり生きていたやっとティーンになったぐらいの自分は、九段下も千鳥ケ淵もなんのことかさっぱりわからず、さらっと聴いてるもんだから歌詞も断片的にしか入ってこず、読解力の無さと相まってファンタジーの歌なのかなと完全に誤解。ほどなくして当時の音楽雑誌かなんか(たぶんPati Patiみたいなやつ)で玉ねぎっつうのは武道館の屋根にあるあれ(擬宝珠)なんだぞと知り、それでも、あぁ武道館ってなんかそういう大きい会場があんねやろ、3daysとかやるやつな、ぐらいの知識しかなかったもんだから、結局いまいちピンとこず、しばらくしてなんか良い曲かも、ぐらいの印象。
それがいまや九段下も千鳥ケ淵も知ってるからね(あの辺りは本当に美しい)。水面の月の美しさもばっちり知ってるし。武道館だって、そんなに好きな会場じゃないけれど、3daysだけじゃなく、もちろん2daysも、なんだったら5daysもやっちゃうことを知ってるからね。そういうこともあってか、情景がはっきりと浮かび、思いきり浸れる。
どんなことでも、“知る”というのは素晴らしいことですね。

ま、そんなわけで、千鳥ケ淵を歩いた後に聴く山崎まさよしの『大きな玉ねぎの下で』は格別です。



『大きな玉ねぎの下で 〜あの頃の涙を添えて』 / 山崎まさよし
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by clyde_8 | 2010-07-15 16:53 | 音楽
夜空の誓い
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ベストアルバムってどうも好きになれない。ベストなんだから、良い曲ばかりには違いないんだろうけれど、なんかなぁ。。。

一方でカバーアルバムって大好きです。良い曲ばかりって点ではベストアルバムに負けてないし、選曲やアレンジでアーティストのルーツやセンスを知ることができたりもする。
それから、自分の知らない名曲に好きなアーティストの歌声で出会うことができる。これっていろんな音楽を知るきっかけとしては、なんとなくロマンチックな気がする。大好きな女の子や憧れの先輩から、知らないアーティストのCDを借りるような、そんな感覚に近いといえば近い。

そして、カバーが原曲を軽く飛び越えちゃうあの瞬間もカバーアルバムを聴く楽しみのひとつ。

UAのカバーアルバム『KABA』にもそんな瞬間が。
HISの『夜空の誓い』のカバー。このデュエット曲を坂本冬美のパートはUAが唄い、忌野清志郎のパートは甲本ヒロトが唄う。そしてオリジナルメンバーの細野晴臣がベース!“ヒロトくんのあまりの声量の大きさに驚いてしまった”とUA談。
もともとそこはかとない切なさが漂う曲だけど、UAとヒロトの夜空の誓いはもう切なくて切なくてどことなく哀しくて。キヨシローの弔辞を読んだヒロトが唄ってるんだなぁなんて考えちゃって、油断してると泣いちゃいます。
間違いなくアルバムのハイライトのひとつ。

ジャケットデザインはあまり好みじゃないけれど、このアルバムは選曲がシブ過ぎて(関西で言うところの“シブい”。これは格好良いとかセンス良いとかいろいろ兼ね備えた褒め言葉。ハンチングにトレンチの襟たてて缶珈琲で頬をあたためる、そういう“シブい”とは違います)、大名盤です。

アレサ・フランクリンやフィオナ・アップルのようなUAにぴったりのアーティストや、薬師丸ひろ子からレディオヘッドまでかなりの幅広さ。
なかでもぐっとくるのは、自分と同世代なら絶対好きな(と言い切ってみる)レッチリの『アンダー・ザ・ブリッジ』。夏っぽいアレンジで涼しげに唄いあげる『アンダー・ザ・ブリッジ』をラムネ飲みながら床に寝そべって聴く。そんな楽しみ方のできる素敵な一枚。
家にラムネなかったので自分はラムネ菓子食べながら聴いてます。



『夜空の誓い』 / UA With 甲本ヒロト
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by clyde_8 | 2010-07-13 19:27 | 音楽
Is This Music?
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『アイアンマン』シリーズのおかげ(かどうかは知らんけど)で新たなファンを獲得中(かどうかは知らんけど)のAC/DCのヤング兄弟から、オレンジジュースやアズッテク、そんなパーフリちゃんにはおなじみのバンドまでグラスゴー出身のミュージシャンってもの凄く好き。
自分の三大ロックヒーローのひとり、ボビー・ギレスピー(♡)もそうだし。
そしてグラスゴー出身といえばアラン・マッギー。
10代の頃の自分や周りの音楽好きの連中はクリエイション・レコーズ所属のバンドのどれかか、そのほとんどかが好きだったし、きっといまでも好きなんだと思う。
自分自身も、そんなに意識しているわけではないけれど、週に何枚かはクリエイションから出たアルバムを聴いている気がする。

最近一日の始まりに聴くことが多いのが、ティーンエイジ・ファンクラブの『バンドワゴネスク』。最後の曲『Is This Music?』がとにかく好きで、このアルバムを聴く時は最後の曲から聴いてしまう。『Is This Music?』に始まって、1曲目から順に聴き、最後は『Is This Music?』で終わる。その頃にはお仕事もなんとなしにエンジンがかかりだす。(←遅い)
とにかく、『Is This Music?』のイントロのあの感じ、何かが始まるようなあの感じ、一日の始まりにぴったり。



それはそうと、好きにデザイン作っているとき、マゼンタとイエローの組み合わせで世界を構成していることが多い自分。最近ふと思った、知らないうちに『バンドワゴネスク』のジャケットからかなり影響を受けているんじゃないだろーかと。
そういうのに気づくと、ちょっと楽しい。



『Is This Music?』 / Teenage Fanclub
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by clyde_8 | 2010-07-09 10:58 | 音楽
電撃バップ
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Hey ho, let's go!
Hey ho, let's go!

というわけで、クロマニヨンズの電撃バップのカバーが聴きたいばっかりに、ペプシのCMを何十回と再生しています。
格好良い。

Power Shotのケースにはラモーンズのピンバッジ。
『ラモーンズの激情』を引っ張りだしてきてiPodに入れて、移動中もバップしまくりです。

音楽は、やっぱりロックンロールを聴いてる時が一番楽しいな。



『Blitzkrieg Bop』 / Ramones
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by clyde_8 | 2010-07-02 13:53 | 音楽
You Can Always Count On Me (In The Worst Way)
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いまいち美しいアイデアが出てこないけれど、それでもショウ・マスト・ゴー・オン。
というわけで、CDの棚ひっくり返し、TSUTAYAまで自転車飛ばし、iTunesいじくり、部屋と頭と心を音楽で満たす。昨日は音楽に救われた一日でした。

アメリカの音楽を聴きまくった昨日、なかでも、1stアルバム、4thアルバム、5thアルバム、,6thアルバム、7thアルバムとスーパーチャンクをかけまくる。
1989年の結成前から、自主レーベルを立ち上げ、ニルヴァーナバブルで大手レコード会社からオファーが殺到してもすべて断り、インディーズにこだわり続けるその姿勢、しかも4枚目か5枚目のアルバムまでは製作期間が1週間以内、録音なんてほとんどが2、3日!というまさしくDIYなグループ。
Punk is attitude, not style.を地でいくスーパーチャンク、実際に最初の頃アルバムはパンキッシュで、躍動感溢れまくり。かなり高い声のマックのボーカルが切なすぎ。

そんな彼らの今のところの最高傑作だと思うのが(もちろんあくまで個人的に)、7枚目のアルバム『Come Pick Me Up』。
ジム・オルーク(!!)がプロデュースしたこのアルバム、ギターとメロディー泣きまくり、胸を鷲掴みにして肩を抱きしめながら歌ってるとしか思えないマックのボーカルは切なさ13倍増しで突き刺さる。
ジム・オルークのアイデアによるところが大きいらしいストリングスが絶妙で、シンプルなんだけど、しっかり作りこまれたアルバムって感じ。
涙をこらえて鳥肌を感じながら聴いて、でも日本盤ボーナストラックのアコースティックバージョン2曲でまんまと泣かされる。ジム・オルークもすごいけど、結局スーパーチャンクこそが素晴らしいと、そして気づいたら1曲目からもう一度聴いている。
そんで気づいたら仕事もなんとかできている。おぉ、なんて素晴らしい。
I always count on you.



スーパーチャンク、こんなに好きなのにライブに行ったことないんです。
だってあんまり日本に来ないんだもの。
去年の12月の公演も見逃しちゃったし。。。
あぁ、そういう情報を管理してくれるアシスタントが欲しい。(←完全に間違った考え)



『You Can Always Count On Me (In The Worst Way)』 / Superchunk
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by clyde_8 | 2010-05-04 19:30 | 音楽
エイトビート
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“エイトビート”、なんてステキな響きだろう。いつだって『Get Back』できる“エイトビート”。自分の鼓動は絶対“エイトビート”だと信じている34歳です。

というわけで、AC/DCを無視してザ・クロマニヨンズ行ってきました。
『うめえなあもう』な吉野家が近くにあったのに、なんとなくすき家で腹ごしらえして。
acoと一緒にそれなりにのんびり見るつもりが、会場に入った瞬間、みんなと自分の飢えと渇きに身体がそわそわ。やっぱりのんびりなんて無理でした。

もともと汗かきな自分。風邪ひきやすい自分。だから休み休みのつもりが、汗だくだった、2曲目ぐらいで。前行きたかったら好きなところで観ておいで、なんて言ってたacoも結局汗びっしょり。あっという間のライブの間、何回も何回も生まれた。ヒロトとマーシーを視ながら震えながら何回も生まれた。

自分のロックヒーローはデヴィッド・ボウイとボビー・ギレスピーとカート・コバーンなんて言ってるけど、うそ。いや、うそじゃないけど、もっとヒーローはヒロトとマーシーなんだと思い知らされる。



同じステージに立つことを目標にしていた友人の、彼とヒロトとマーシーとの出会いの話を思い出して、こっそり泣いた。



『エイトビート』 / ザ・クロマニヨンズ
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by clyde_8 | 2010-03-19 06:35 | 音楽
聖者が街にやってくる
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少し切ない2月の日曜日、クリミナルマインド観たり、昼寝したり、お仕事したり、そんなのんびりした時間にちょっと違和感。刹那の興奮でいいから何かないのかと、なんとなく嫌気がさしてたところ、友の救い。
恵比寿でラフィン・ノーズのライブがあるからおいでと、プルトニウムさんからの電話。一度見てみたかったTHA BLUE HERBとプルトニウムさんおすすめのタートルアイランドも出演するということで、急いで支度してリキッドルームへ。

THA BLUE HERBには間に合わず(残念)、タートルアイランド出演の少し前に到着。今年初ライブはイキってBODY & SOULでジャズでしたが、やっぱりロックのライブハウスって、ええね。
汗と煙草の臭い、靴跡のついたしわくちゃのフライヤー、自分の顔なんて相当カワイイほうだと気づかせてくれるいかついニイちゃん、明日からの仮の姿が想像もつかないケバいネエちゃん、雑な味のジントニック、ライダース、キーチェーン、ロールアップジーンズ。
思いっきり浸る。

プルトニウムさんと合流して間もなく、タートルアイランドスタート。イントロと共に一気に盛り上がる会場。タートルアイランド初体験で、なにこれ!すごい。すごい。会場後ろから眺めるつもりが、あっちゅう間に最前列で暴れる集団のすぐ後ろへ。なんかものすごいパワーとまっすぐなメッセージにぐいぐい引き寄せられたって感じ。ステージ上に10人以上という大所帯のパンクバンド(と言わせてもらいます)に吸い寄せられた俺、東京虫BUGS。その真っ青なメッセージは、信じるなと言われている30代も半ばにきた僕にも強烈に突き刺さり、眼球に鼓膜に心臓に脚に腰に腕に、ぐさぐさぐさ。格好良くて楽しくて痺れるタートルアイランド、後半はほとんど泣いてしまいそうになってました。涙こぼれかけ、毛が抜けちゃうんじゃないかというぐらいの鳥肌。
最高。

トリはもちろんラフィン・ノーズ。一曲目から全開。袖に見えるTHA BLUE HERBやタートルアイランドの面々、スタッフの皆さん、撮影してるフォトグラファーまで、ぎらぎらの笑顔のりのりの身体。ほぼすべてを忘れて頭と身体がラフィン・ノーズ。何曲か過ぎて、さっきまではいなかった隣で思いっきりラフィンを楽しんでいる人。横顔ですぐわかる、タートルアイランドのヴォーカルの人。気持ちよさそうに歌い、そこにきっと存在するギターをかき鳴らし、踊ってる。すごくいい感じ。そして、アンコール一曲目、歌う彼の目には溢れる涙が。これぼれる涙を手で拭い、なおも湧き出る涙。思わず見とれてしまいました。僕はそんなあなたの音楽で泣きそうになったんだよと。僕もこらえずに泣いときゃよかった、ごめんなさい。

エンディングにはもちろん聖者が街にやってきて、会場は完全にひとつに。

音楽に救われた夜でした。



『聖者が街にやってくる』 / LAUGHIN' NOSE
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by clyde_8 | 2010-02-11 15:39 | 音楽
Body and Soul
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過日、目黒でライト見て周り、自分はちょっといいバッジ購入。その後青山へ。ギャラリーを二軒覗き(絵を観て時間を潰すなんて、なんという贅沢)、開店と同時にBODY & SOULへ。まだセッティングや音合わせしてる最中で、もちろん一番乗りの僕ら。何年ぶりかのBODY & SOUL。久しぶり過ぎて待ちきれないテンションだったし、お腹も減ってたし。

この日の演奏は片岡雄三トリオ。エムシーのたびにそのチャーミングな人柄がこぼれ落ちる片岡さんも楽しそうで最高だったけれど、音楽の歓びを身体中で、特に顔面いっぱいで表現するピアノ奏者、吉岡さんに釘付け。

ここでふと思う。自分はデザインしている時、制作している時にあんな顔してるだろうか?
いやまあ、友人知人は知ってるだろうけれども、あんな最高の笑顔はどんなときだってしていない。いいなぁ笑顔。
そりゃあまあ、ピアノ奏者とデザイナー、音楽とデザインは仕事っていう点では同じでも、その他はけっこうな違いがある。そんなことはわかっているんだけれど、激しく感動しつつ羨ましくなった。それはもう、ちょっとした嫉妬ぐらいに。自分はあんな弾ける笑顔でデザインしていない。笑顔どころか、眉間にはきっと皺が。なんかいやだ。

ここでまたふと思う。僕の弟はミュージシャンで、中でも一番楽しいとされている(ってあくまでも私見)ロックンローラーで、彼のライブは機会があれば観に行ってるんですが、そういえば彼も楽しそうだ。身内だから直視できませんが、楽しそうだ。うーん、羨ましい。
よし、これからは自分も笑顔だな。って、だからといって意識的に悦楽の笑顔を弾けさせて仕事していたら気色悪いかもしれない。そもそも、自然と湧き上がる笑顔だからこそ、美しいんじゃないだろうか。うーん、それは難しい。

というわけで、なんとなく意識する程度にして、笑顔のデザイナーになれる日を楽しみに待つことにしました。いつか弾けろ、笑顔。
まあ、それはそれとして。

ライブも食事もお酒も最高でした。飛び入りで演奏に加わったドラマーがまたとんでもない人で、片岡さんいわく知らない人はモグリと言われること間違いなしの、超有名ドラマーらしく(もちろん僕は知りませんでした。。。)、ジャズの孕む熱とか力とか悪そうな感じとか情熱とかそういう形にするのが難しいものたちを、一瞬でドラムセットの周りに充満させて、客席の僕らにもびしびし叩きつけたのでした。それはもう、強烈に。文字通り叩き付けるという感じ。やっぱりミュージシャンはすごい。ミュージシャンとコックとバーテンダーはすごい。そんな夜。



BODY & SOULに向かう道中の素敵なひとコマ。
タクシーの運転手、40〜50代のふつーのおじさん、「BODY & SOUL?“身も心も”ってやつだねえ」、ここで『Body and Soul』を歌い出すおじさん。身も心もって表現がいいですねとacchiとふたりして盛り上がっていたら、おじさん、「もっといい表現があるんだよ、サガンの『一年ののち』って小説。“いちねん”と読む人も多いけども、あれをね“ひととせののち”って表現するんだよ」
うん、確かに。ステキな響き。

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『Body and Soul』 / Sarah Vaughan and Her Trio
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by clyde_8 | 2010-02-08 11:34 | 音楽
さよならなんて云えないよ(美しさ)
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小沢健二がコンサートツアーを再開するようですね!



片一方が“猿”の名前でデビューし、もう片一方が“犬”つってデビューし、
片一方がブギーバックを物まねカラオケリミックスし、もう片一方がリミックスをお断りし、
片一方が悪魔の格好で歌い踊ると、もう片一方が天使の羽と輪っかでチョコレート売って、
片一方がムーンウォークなんつってると、もう片一方がBlack Or WhiteのリフでNever Can Say Goodbye。

そんな“符号”を見つけては、この人たちなんとなく打ち合わせしてやってないか?ソロ活動といいつつパーフリいたずら仕掛け中なんじゃないか?と深読みし、2000何年かには、前ぶれなくさらっと再結成し、もの凄ーくステキな4thアルバムをひっさげ全国ツアー、あらゆる音楽ファンを唸らせるサンプリングミュージックを聴かせつつ、偉大なる先達に倣い「再結成の理由?金儲けさ。あはッ」なんていって僕らフリッパーズ・ギターファンのハートを泥棒。というような空想をしてみたこともありましたが、ちょっとそれはなさそう。残念ながら。



でも、そんなことはかまわないのだ。
あなたに会えさえすれば。



『さよならなんて云えないよ』 / 小沢健二
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by clyde_8 | 2010-01-20 14:03 | 音楽