カテゴリ:映画/お芝居( 166 )
泣けてくるよ
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MONOのお芝居は観たことなんだけれども、たぶん土田英生さん自信作『橋を渡ったら泣け』。(←根拠なし)

演出は生瀬勝久さん。

出演は大倉孝二、奥菜恵、八嶋智人、小松和重、鈴木浩介、岩佐真悠子、六角精児、戸田恵子、、、、、、、超豪華!!!!



そう遠くない未来、大災害によりそのほとんどが水没してしまった日本。
災害からひと月以上が経過。
生き残った7人の男女。
そのコミュニティに、ひとりの男が流れ着く。
過酷な状況の中、のんびりと、そして懸命に生きる人々の、彼らの明日は?



みたいな内容。

どんなにおバカな人間(例えば毎週土曜の僕みたいな)が観ても、何かを感じるざるを得ない、終末群像劇もの。

ちょっと前のハリウッド映画だと『アルマゲドン』とかね(ん?あれって群像劇か??)。
今のアメリカのドラマだと、『LOST』とかね。
あ、、、まあこの2つは特になんも感じないけれど。。。

『橋を渡ったら泣け』の8人は、やらしさもきたならしさも、むきだしにして生きてく。
と書くと激しそうだけれど、全然そうではなく、基本的にはとぼけた間で笑いを生み出す希望を捨てない人たちの、ほんのり希望を感じさせるお話。

女優陣がキュート過ぎて、やっぱり戸田さんは別格で。
負けじと豪華男性陣、やっしーはさすがの切れ味で笑いを誘いまくり。

でも、でも、でも、そんな中でも大倉さんはばっちり三振を取る。
とにかくいいんです。
よすぎるんです。(←ただのファン)

もうね、本気で友達になってほしい。
んで、一緒に縁側でだるーって言って首を振る扇風機の前で足を投げ出して、アイスキャンディーを食べながら煙草を吸いたい。
そして、ロックTシャツの話をするのだ。



『泣けてくるよ』 / 三上寛
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by clyde_8 | 2007-08-01 14:53 | 映画/お芝居
Life Is Just a Bowl of Cherries
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サマセット・モームの不倫小説(ってこんな言い方すると身も蓋もないような気がする。。。)、『劇場』の映画化、『華麗なる恋の舞台で』。

なかなか爽快な映画でした。



大女優が若いツバメに恋をして、そのツバメがあっという間に女優の卵と恋に落ちて、嫉妬の波に力なくさらわれる大女優。
さぁ、第二幕、華麗なる舞台の幕が今あがる。



そんな内容。

タイトルとあらすじのせいで恋愛映画の匂いぷんぷんですけれど、コメディに近いような気がします。
というか、主演のアネット・ベニングがしっかりとゴールデン グローブ賞のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞受賞してますね。



『グリフターズ/詐欺師たち』以来、僕にとってのキレイなおばさんってアネット・ベニングなんですよ(ま、この映画のアネット・ベニングは若いけれど、僕だって若かった、というか子供だった)。
劇場で観たのは『心の旅』が最初。
高校生だったなぁ。
とはっきりと憶えてるぐらいだから、たぶん一番好きなおばさんだと思う。

そんな大好きなおばさんが痛快な喜劇の主役を恐ろしい輝きで演じてるんだから、楽しくてしょうがなかった。

これはね、若い人のほうが楽しめる映画だと思いますよ。

大人の女性にこそ観てほしい、みたいなこと言ってる人も多いようですが、そんなことないんじゃないかなぁ。。。だって、ねぇ、切実だし。。。(←失礼)

これ観てテンションあがるおばさんがいたら、それはそれでカッコいいとは思うけどさ。



あそうそう、原作、モームの『劇場』は僕が本のセレクトをさせてもらっているカフェ“ストア”でも読めますよー。
と宣伝。



『Life Is Just a Bowl of Cherries』 / The Mills Brothers
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by clyde_8 | 2007-06-29 14:13 | 映画/お芝居
Let Your Lights Shine On Me
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“老人の死は悲劇ではない”

ロバート・アルトマン、『今宵、フィッツジェラルド劇場で』より。



“死、または何かの終わり”をテーマにした素敵な映画です。



実在のラジオ番組の最終回(現実には現在も放送中らしいです)、公開放送の一夜に集った歌手やDJ、スタッフたちの人生の一瞬を描いた群像劇。
そこには、哀しみをそっと胸の奥にしまい込んで、優しい笑顔を浮かべて人生を続けていく人々の姿が。



あまりに当たり前にさりげなくまぶされた毒気、カントリーミュージック、群像劇。
これぞアルトマン。

ロバート・アルトマンは、あまりにアルトマンらしい映画を最後に撮って人生の幕を下ろしたわけです。

爆発とかラブロマンスとか逆転優勝とか未来都市とか、そういうのは観たくないけれど、でも映画が観たい。
そんな夜にどうぞ。



超蛇足。

僕はめちゃくちゃアルトマンファンです。
僕が生まれる前に撮られたものから、80年代以降劇場で観てきた作品たちのほとんどが好きです。
同じぐらいポール・トーマス・アンダーソンファンです。
ポール・トーマス・アンダーソンといえば、『ブギーナイツ』『マグノリア』あたりからアルトマンの影響がどうのこうのと言われている、群像劇を撮らせたら相当アルトマン色が濃い監督。

『今宵、フィッツジェラルド劇場で』の撮影現場、言う事を聞かない心臓に鞭打ち、車椅子でメガホンを撮ったロバート・アルトマンの傍らには、常にポール・トーマス・アンダーソンがいたそうです。
監督代行としてアルトマンを支えた、“後継者”ポール・トーマス・アンダーソンはどんなことを考えていたのだろう。

僕はそれを考えるだけで、泣ける。



『Let Your Lights Shine On Me』 / arrison Keillor, Robin & Linda Williams, Prudence Johnson
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by clyde_8 | 2007-06-27 14:54 | 映画/お芝居
Hard To Say Goodbye
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見よ、エディの勇姿。



公開時、サントラとっても楽しみました『ドリームガールズ』。



『ドリームガールズ』はジェニファー・ハドソンがすごい、ってのが話題になってましたが、確かにすごい。

というか全員すごい。

『Survivor』と『ドリームガールズ』のサントラ繰り返し聴きながら、ふと思い返す。
観る前は“ビヨンセのための映画”みたいになってるんじゃないかと思ってたような気がするけれど、そんなことなくていい塩梅の主役っぷりで、ところどころ共演者たちにちゃんと(?)食われてました。
とにかく、ビヨンセは可愛くて美しくてエロくて上手くてすごい。

エディ・マーフィーもソウル・スターがサマになってて『Jimmy's Rap』では座席に座ってるのがもどかしくなるぐらい煽られました。
カッコよかったよ、アクセル・フォーリーの頃ぐらい輝いてたし。



ま、物語が素晴らしいとか革新的な映像表現とか、そういうのでは全くないんですけれども、もうね、ミュージカルっていうのはそんなところで勝負する前に勝っちゃってるから、とにかく劇場とか死ぬほど大画面のホームシアターかなんかで観たらたいていは面白くて楽しくて満足するんですよ。



あのね、本気で思うんです。
歌と踊りがあればそんなに面白くないお話もばっちり輝いて、退屈しない映画になるんじゃないかって。
僕は映画版『嫌われ松子の一生』って大嫌いなんだけれど(たまにはいいでしょうこういうこと書いたって)、あの映画がけっこう人気あった要因のひとつって歌にあるような気がするし。

いや、映画に限らず歌と踊りで物語って輝くんじゃないかと思うので、ぜひともテレビ関係の人はトライしてみてください。

連続ミュージカル・ドラマ。

もしかしたら過去にあったのかもしれないけれど、もっと本気でさ。ゴールデンでさ。キムあたりでさ。

月曜夜9時に。



『Hard To Say Goodbye』 / Dreamgirls
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by clyde_8 | 2007-06-25 21:16 | 映画/お芝居
Fool For Love
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またまたずいぶんと前の話です。。。
いつの話だよって、、、まだ寒かった頃の話です。



『フール・フォア・ラブ』をPARCO劇場で。
行定勲監督の舞台初演出作品です。
出演は香川照之、寺島しのぶ、甲本雅裕、大谷亮介。

僕は完全に甲本雅裕目当て。
いつも思うんだけれど、この人が本当はお兄ちゃんなんじゃないかと。
まあ、違うんだけれども。

いっつもいっつも思うのは、どんな気持ちなんでしょうね、ヒロトがお兄ちゃんってってこと。

たぶん、いい気持ち。



ま、それはそれとして。



魅力的な役者陣を無視したとしても、『フール・フォア・ラブ』といえば僕にとってはビデオジャケットが微妙な(そして実はカッコいい)デザインの名作映画だし、サム・シェパードとアルトマンというこれまた僕にとって“アメリカとは”という世界を見せてくれる作家が撮ったとても好きな映画なので、たとえ行定初演出でもとても楽しみにしていたんです。(←ってなんか失礼だねぇ。でもホントのことです。行定さんってあんまり興味ないかも。。。)



ま、それもそれとして。



砂漠のモーテルで激しく罵倒しあい憎しみをぶつけあう、あるいはお互いの気を惹こうともがき愛を囁く男と女。
そこに現れるひとりの青年。
一部始終を傍らで見守る老人。
男は青年にある“物語”を打ち明ける。
血縁の業、哀しい愛、救済を探す苦しい一夜の始まりに。



やっぱりお話は重くて暗くて突き刺さって息苦しくて、面白かった。

大谷亮介さんは僕には上手いのかどうかはよくわからなかったけれども、アメリカ人かと思った。
香川&寺島コンビは異常な迫力と緊張感で、おぉ流石という感じ。
甲本雅裕さんは舞台役者らしい余裕の間で、救いのない沈みきったお話の中にユーモアを滲ませる上手さはサンシャインボーイズ出身の面目躍如。



演出もそこそこいいということなんでしょうけどね、それは初演出にしてはとかそういうことです。(←いつの間にか偉そう)

いやもうね、なんで行定演出を手放しで褒めることができないかというと、どーしても許せない演出が会ったんです。
たぶん誰が観てもあぁこれかと、あのJリーグファンのサッカー観戦ブログなんだか、映画やら何やらの感想ブログなんだかよくわからないブログのやつが言ってたことはこれかと、これは確かに鬱陶しいなと、僕のこと知ってる人ならりょうが言っていたのはこれかと、これは確かに鬱陶しいなと、すぐにわかるおかしなところがあるので、DVD化された時にぜひ観てみてください。



ところで、この物語、こんだけドロドロしてるのにドライなのはウェスタンブーツのせいなんだろーか?



『Fool For Love』 / Bryan Ferry
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by clyde_8 | 2007-06-01 15:55 | 映画/お芝居
The Ballad of Sweeney Todd
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ずいぶんと前の話ですけれども、ミュージカル『スウィーニー・トッド』を日生劇場で。
友人のお誘いで。



殺人者の哀しいお話。

客の首を剃刀でざっくりやっちゃって殺しまくる理髪師と、その人肉を原材料に美味しいミートパイを作りまくるパイ屋の女主人の話。(←こう書くと哀しくないね。でも実際は哀しい。そしてわかる、なんかその哀しさわかる、というお話。)

トニー賞も穫ったことあるからかなり有名なお話だけど、僕は映画版しか観たことなくて、ミュージカルで観るのはこれが初めて。



こんなのに連れてってくれるやつといえば、ゾンビ大好き I です。



市村正親さんと大竹しのぶさんの存在感と迫力ったら、ものすごいです。
すご過ぎて、ただでさえ暗い話が暗黒でした。

そんな中、とーっても目立ってて、あとで聞くまで誰だかわからなかった素晴らしい女優さん。
ばりばりのミュージカル役者さんかなぁ、誰だか知らんけどさすがだなぁなどと魅きこまれてしまった女優さん。

それはソニン。

えぇ!?

なんと、ミュージカル初出演だったらしい。

うーん、すごい。

ただ唸るのみ。



日生劇場のすぐ側の大仰な和食屋が思いのほか美味かった。
そして、高かった。



『The Ballad of Sweeney Todd』 / Original Broadway Cast
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by clyde_8 | 2007-05-31 16:32 | 映画/お芝居
I've Known No War
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NODA・MAP、3年ぶりの新作、『ロープ』。
いつもながら豪華キャスト。

僕の目当ては完全に藤原竜也クン。



あ、すみませんねぇ古い話で。。。
しばらくは、こんなふうに後回し後回しにしてる芝居や映画の話が続きますきっと。。。
まあ気にせずに。




さて『ロープ』ですけれども。

ガーンときました。
グワァーンと。



あぁ藤原クン♡とか、渡辺えり子はやっぱすげーなぁとか、橋本じゅんさんはやっぱおもろいなぁとか、宮沢りえちゃんはやっぱ可愛いなぁとか、そんな事を考えながら観てると本気で殴られてびっくりする。
物語にでっかいピストルでガンと殴られて、次は殴るだけじゃすまねぇぞおい、しっかり観とけ、と座席にぐるぐる縛り付けられる、鉄条網で。



あまり大きな声で言うとあれなんで、こっそり言うと、全体の印象としては、うーん、、、なんか古くさくないかい????とか、演劇的外連味が普通というかなんというか、、、、N 川よりは鮮度あるけど、それでも保存料たっぷりでラップして冷蔵コーナーにある感じなんじゃないかい???あと、役者に助けられてる感ムンムンなんだけど。。。。

“暴力”ってのを真っ向から(真っ向じゃないけれどね)描き、マスコミへの批判(なのかな?)もストレートに痛烈に表明するその世界は、なかなか見応えありです。



『ロープ』では“暴力”を描くためにメタファー(メタファーと言うには直接的すぎるけれど)として“プロレス”が繰り広げられ、モチーフとして“戦争(というかなぜかあからさまにベトナム戦争)”が強めに印象的に表現されています。

観てる時も観終わってからも考えてたのは、自分はどこの(“どちら側の”かな?)人間なのか?または、その時が来たらどこの人間になるんだろう?ってこと。

ロープの内側?外側?
リングの中?外?
マットの上?下?

言葉の暴力や“ふり”の暴力、そして無意識の暴力、『ロープ』で描かれている中には誰もが一度はふるった事のある暴力がたくさん出てくるんです。

なかなか重い。

どこに(どちら側に)いようと暴力ってやつは僕らを捉えて揺さぶりやがる。



ところで、宮沢りえの“戦争暴力陵辱”実況。

凄まじ過ぎて耐えられねぇという意見をちらほらと聞きますが、そんなやつらには『ウィー・トーマス』の刑だッ!!!!



『I've Known No War』 / The Who
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by clyde_8 | 2007-04-20 20:13 | 映画/お芝居
白虎野の娘
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基本的にアニメがニガテです。

嫌いではないんですよ、むしろ好きなほうなんじゃないかと思う。
アニメ映画も観に行くし、OVAもたまに観るし、TVアニメも少しは観る。
だけど、なんかほとんどいつも途中で飽きるんですよね。
集中力が続かない。
なーんか他のこと考えたり、眠くなったりするんですよねー。



でも、『パプリカ』は楽しかった。

『パーフェクトブルー』も好きだったから、たぶん今敏さんのが好きなんだと思います。

あとは筒井康隆原作だから面白いってのもあると思います。

原作は一部には評判悪いようですけれど、僕はけっこう好きなんです。
SF作家の面目躍如って感じで。

画も物語も音楽もものすごい情報量でかなり圧倒される楽しさがありますよ。

悪夢な感じとか狂気な雰囲気もけっこう好みです。



そうそう、音楽がスゴいよかったなぁ。
平沢進さん、超緻密。



『白虎野の娘』 / 平沢進
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by clyde_8 | 2007-03-27 13:27 | 映画/お芝居
How It Ends
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オスカーも穫っちゃった『リトル・ミス・サンシャイン』。

あっという間に終わった長い旅のあとで、ほんの少しだけ前に進み、思いきり信頼を深める家族の話。

とにかくずっと笑っちゃいます。

ホントにずーっと。

なのになぜか感動したりして。



フーヴァー家のラストダンスが最高。



『How It Ends』 / DeVotchKa
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by clyde_8 | 2007-03-14 21:20 | 映画/お芝居
Back To The Future お風呂場Ver.
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ナイロン100℃の『ナイス・エイジ』再演の時のプログラムです。

ライブに行ってもシネコン行っても劇場行っても美術館行っても博物館行っても、物販コーナー大好きちゃんの僕は、ろくに中身見もせずに即購入。

これデザインはけっこう雰囲気重視で、よくできてるんですよー。

中身はテキストブック、ビジュアルブック、カレンダーブック、ポスター、シール。
盛りだくさん。



本編『ナイス・エイジ』と同じですね。

かなりお腹いっぱいになるお芝居です。

“没落一家が移り住んだアパートには、湯加減で行き先の決まるタイムマシンがあった…”

って、これぞ!な設定。



観に行った日は体調悪くて、ぼんやりした頭で観てたんだけれども、それでもやっぱり大倉さんはいいなぁ、なんだか元気をくれる人だなぁ、と。



『Back To The Future』 / Alan Silvestri
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by clyde_8 | 2007-03-14 20:19 | 映画/お芝居