カテゴリ:映画/お芝居( 166 )
ケダモノの嵐
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眠いような気もするけれど、目が覚めてしまったからしょうがない、午前5時、梅雨、東京。



オリガト・プラスティコ第4回公演、『しとやかな獣』。
突然なんだと感じる向きもあるでしょうが、冬のまっただ中に観に行ったお芝居です。
息子と娘をツートップに、あの手この手で金をだまし取り、なんとなく裕福暮らしをする一家と、その一家を軽く上回る強かさで旅館の女将になっちゃう“しとやかな獣”のお話。これぞブラック・コメディとも言うべき、本当に欲の塊な悪い人しか出てこない怖くて面白いお話。もともとは川島雄三作品(傑作!)。

いまや人妻となってしまった緒川たまきさんがしとやかな獣。今やその夫となってしまったケラさんが演出。そりゃあ、お二人の大ファンの自分にとっては至福の黒いひと時でした。お二人が作ってきた舞台、『犬は鎖につなぐべからず』、『どん底』、『しとやかな獣』、この三本ののち結婚、羨ましい。緒川たまきの夫、ケラさんの妻、もの造りを通して育んだ(かどうかは知らんけど、きっとそうだろうと思う)愛、すべてが自分の理想だ。

ま、それはそれとして。

舞台、ケラ版『しとやかな獣』は、自分が生まれるより10年とちょっとぐらい前の昭和の空気感が丹念に作りこまれていて、まずそこで思い切り浸れる、懐かしい、と。自分が生まれていない頃のことを懐かしむというのも変な話ですが。でもそういうことってよくありますよね。あれってなんでだろう?
役者もみなさん素晴らしく、個人的には、一度取材でご一緒したことのある近藤公園さんが、下北の古着屋で見せた素朴な佇まいからは想像もつかない横領息子っぷりで、役者って凄いなぁって、役を離れたご本人にお会いしたことあるだけに、いつも以上に衝撃と感動を感じたわけです。きっとすべての役者さんとお会いするとそう感じるのだと思う。
あと、すほうれいこさんをたぶん初めて観たのですが、友人にもの凄く似ていてびっくり。それは、良い意味で詐欺愛人娘っぷりも含めて似ていたので本当にびっくり(そんなもん良い意味でなんてないだろう!と怒られるので本人には言ってませんが。というか、その友人は愛人でもなんでもなくて、某映像・音楽ソフトメーカーのプローモション部門で真面目に働いております、たぶん)。
そして、緒川たまきさん。あの品の良さが堪らない。上品で性悪、最高だ。(←手玉にとられる率100%な私)

徹底的にクズな悪い人だらけですが、絶対に誰かしらまたはほとんど全員に感情移入できる、ある面では人間の真理をばっちり描いたお話なので、これ観て「誰の気持ちもわかんないー」とか「きゃあコワい、でもこんな人いないよー」なんて言う人がいたら自分は近寄りたくありませんね。気色悪いわ。それに、たぶんその人は“しとやかな獣”だと思うので。



というわけで、見逃してしまった人は、川島雄三作品でお楽しみを、そして自分がちゃんと欲深いかどうかの確認を。
もの凄く面白い映画です。



『ケダモノの嵐』 / ユニコーン
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by clyde_8 | 2009-06-19 05:39 | 映画/お芝居
2008.3.14 『Hamburger Lady』
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2008.3.14

ハンバーガーが似合うとよく言われます。決して褒め言葉ではないけれども、アメリカ文化に憧れて育った自分にとっては、何となく嬉しくなる言葉です。フライドポテトなどを投げつけてきそうとも言われます。確実に褒め言葉ではないけれども、そういうふうに見られることは嫌いではありません。



早起き。
デザイン作業、NA社パンフレット、プレアップ。T社ウェブマガジン、プレアップ。
同じくわりと早起きしてコンタクトとBALSに行ってたディアバック、バラのお土産。情熱の真っ赤な薔薇。

ひるはんにスパゲッティを拵えてもらう。
食後、少しくだらだら。
のち、HB社ウェブマガジンについてIDA氏と電話ミーティング。
ディア送りだした後、アンジーニョス資料作成。
レイトショーぎりぎりまで粘って、家を飛びだす。薬局飛び込み、鼻炎の薬だの買って、電車にだって飛び乗り気味。雨の渋谷を駆け抜けユーロスペースへ。
カルピス買って『ファーストフード・ネイション』。
なかなかに強烈な映画。気持ち悪くてコワくてやるせない現実。相当ダメアメリカン(←意味不明、雰囲気)な自分でもさすがにちょっと気分悪く、なる。なる。なった。なったけれども、見終わってすぐにハンバーガーを食べたいなぁと思った自分はダメアメリカン。
バック後、24。

夜はん食べながら『ファーストフード・ネイション』の話。
気分悪くなって踞ってしまうディア。これが普通の反応なのかもしれない。
『ベクシル』をつまみ観して寝。



『Hamburger Lady』 / Throbbing Gristle
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by clyde_8 | 2008-03-15 15:43 | 映画/お芝居
2008.2.16 『東京ゾンビ(ロシアンルーレット)』
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2008.2.16

昼過ぎ起。

もろもろ業務連絡。
デザイン作業、NA社パンフレット。

ひるはんは春雨丼のようなものを。美味。
食後は24観ながらのんびり。

夕方、渋谷にてCaution!色校正チェック。
その後TSUTAYA。
camoと合流しシアターNへ。
無理矢理『28週後…』に付き合わせる。
ロビー売られていた男塾のパンフ、camoがデザインしたやつだった。

『フィースト』の予告編が素晴らしかった。

『28週後…』、随所に見られる過剰さに笑う。絶妙な古臭さ。
主役姉弟のお姉ちゃんが可愛いくてセクシー。
ロバートカーライルの乱暴っぷり最高。

映画後バック、風呂入ってデザイン作業、H社ポスター。
深夜スーパーマーケット寄り恵比寿。
舌呑でビール。
デザインノート捲り、ひとりブレスト。
ポスターのバリエーションと名刺のアイデアが浮かんだので、紙とペンを借りスケッチ。夢中でスケッチしてるうちに仕事あがりのディア合流。

バック後焼きそば。
焼きそば&カルピス&24。
メイソンと息子のエピソードで思わず抱き合う。(←何シーズン目だ。古ッ!)
一話ぶん観て眠。



『東京ゾンビ(ロシアンルーレット)』 / THE BLUE HEARTS
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by clyde_8 | 2008-02-18 00:28 | 映画/お芝居
2008.2.13 『Psycho Killer』
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2008.1.31

昼起床。
データ整理、Caution!修正、メール送受信などしつつ、出かける準備。
カレー雑煮?を食べて24。

日が暮れる頃出発。
意見をきくと絶対却下されるので、勝手にスウィーニートッドに決定。
ロビー、海外版ポスターを見て仰け反るディア。
アイス&ポップコーン&コーラ。
夜のローリングストーンカフェ。
TSUTAYAで資料。

バック後デザイン作業。
少し24。



『Psycho Killer』 / Talking Heads
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by clyde_8 | 2008-02-14 13:14 | 映画/お芝居
2008.2.10 『ジャカジャ~ン』
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2008.2.10

午後、俺たちフィギュアスケーター。

パンもらう。

夕食、シーサー。

TSUTAYAに寄ってバック。



『ジャカジャ~ン』 / スチャダラパー
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by clyde_8 | 2008-02-12 07:17 | 映画/お芝居
2:29
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Caution!編集部にオススメしてもらって、5月に観に行った“ひらり、空中分解。”の第12回公演『229 -The day after² tomorrow-』。

“ひらり、空中分解。”って?
誰もが笑えて最後にグッとくるコメディを得意とする、男5人のみの俳優ユニット。
ということらしいです。
大好物です。



『229 -The day after² tomorrow-』の物語は、

昭和11年2月26日。
陸軍皇道派の青年将校たちが起こしたクーデター未遂事件、俗に言う二・二六事件の陰で、全く後世に名を残すことのない、もう一つの反乱グループがあった。
国家の行く末を憂い、「昭和維新」というスローガンを掲げるところまでは同じ。
しかしながら、いかんせん彼らは個人的事情を抱えすぎていた。
…つまりは、全員、自分勝手だったのである。
昭和初期を舞台に描く、ひらり初のヒストリカル(歴史物)コメディ!
「俺たちは、歴史から三日、遅れていた」
(オフィシャルサイトより)

激動の時代、歴史的事件の渦中を、真面目に生きた間抜けな脇役たちの物語。

三谷幸喜な匂いがぷんぷんしますね。
大好物です。



小品ながらわかりやすさと娯楽性をしっかりばっちり備えた作品でした。こういうお芝居や劇団が、いまの五倍ぐらい増えると楽しいのにねぇ。



これ観に行った日は、新宿花園神社の神輿の日だったようで、えらく威勢のいい集団が神輿をワッショイしてました。
その先頭で、さらしを巻いて巻き寿司を配る姉さん。
なんと、前の会社、東北新社時代の大先輩Sさん!
後日Sさんの語ったところによると、「なんか男前がこっちに向かってくるなと思ったら、西島くんだった。あらためて見るとあいつは男前だ」。(←困ったことにこれ実話。すみませんねぇ、気を遣っていただいて)
去年の12月、熱い涙で送り出してくれたSさんと半年ぶりの再会、「おう、巻き寿司食ってけ!」とごちそうになり、スゴく幸せな一日でした。



滅茶苦茶関係ない話。
今回の記事タイトルの曲名、229という日付を意味するところとは全く関係ないです。
だって時間だもん。
それはいいとして、このボーナストラックが入っているCherry Poppin' Daddiesの日本盤が廃盤なのに異常に安い値段で出回っていることに大ショック。
もう今日はこれ以上気持ちを揺さぶられたくないので、ショックなニュースをお持ちの友人知人、もしくは僕がニガテとするあなた、今日のところはご勘弁。師走。



『2:29』 / Cherry Poppin' Daddies
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by clyde_8 | 2007-12-27 11:09 | 映画/お芝居
The Black Angel's Death Song
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今年の春の終わり、シアタートラムで。
ヨン・フォッセ作『死のバリエーション』。

このヨン・フォッセという作家さん、“イプセンの再来”、“21世紀のベケット”なんて言われている人なんですね。
ということは、まあそういうことです。

これ以上ないというぐらいシンプルな舞台で紡がれる静謐な“死”の物語。

悲しく美しいお芝居でした。

そんなことは無理なんだけれども、モノクロームで観ることができるなら、もっともっと素晴しいお芝居な気がする。



『The Black Angel's Death Song』 / The Velvet Underground
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by clyde_8 | 2007-12-17 16:31 | 映画/お芝居
愛餓を、柿食えば
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なんだかんだ言って、新作やるたびに観に行ってるナイロンさん。

岸田國士さんて読んだこともないし、観たこともなかったけれど、なのにあんまり興味もわかず、だから今回はやめておこうと、チラシ見た瞬間に思った『犬は鎖につなぐべからず 〜岸田國士一幕劇コレクション〜』。
が、その刹那、目に飛び込んできたのはキャスト欄。
主演女優、緒川たまき。
行かねば。

結局ずいぶんはしゃいだことになってしまいました。



もちろんよかったんですよ、作品自体も。



何気ない、愛おしさ、ゆがみ、ひずみ、ふらふらしたり、眩しいくらいにまっすぐだったり、そうやって続いていく生活、市井の日常のスケッチ。



『愛餓を』 / はっぴいえんど
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by clyde_8 | 2007-12-17 12:55 | 映画/お芝居
挙手
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当ブログ、何について書くにしても記事と実際の公演上演上映の時期がずれまくっていて、いよいよ本気でただの感想文みたいになってますが、まあいいじゃない、ホントに感想ブログなんだから。



KOKAMI@networkの新作(ずいぶん前の公演だけれども、それでも今のところ“新作”さ。←強引)、『僕たちの好きだった革命』。



同じ“恋愛大好きちゃん”もしくは“恋愛体質”(“恋愛体質”と“恋愛気質”は全く違うぞ)として、鴻上さんって気になって気になってしょーがない人なんですけれども、そんな(そんな?)鴻上演劇、ここ数年の渾身の一作(たぶん)が『僕たちの好きだった革命』なんではなかろーか。



1969年、高校2年生の山崎、校庭で自分たちの自由な文化祭の開催を宣言。そこに撃ち込まれる機動隊の催涙弾。
意識を失い、病院で植物状態になる山崎。
そして、物語は30年後、1999年、彼が目を覚ますところから始まる。
高校2年への再入学。
そこで出会ったのは、現代の高校生たち。
彼らは文化祭に憧れのラッパーをゲストに迎えようとしていたが、それを禁じる学校側。
なんだ、よべないのか、そっか、とあきらめ半分の現代の高校生を歯がゆい思いで見つめる山崎。
そうじゃないだろう?
手挙げろ、手を叩け、声上げろ、声合わせ、さぁ、僕たちの革命をはじめよう。



というお話。
熱かった。
僕は自分が基本的に熱い人間だと思っているから、こういうのはもうびんびんに感じてしまいます。
このお芝居は10代20代30代40代50代60代の人たちが観て、おし!と思える素晴しい物語です。
おし!ってならない人は去ね。



中村雅俊さんはじめとする芸達者な役者陣は当たり前のように素晴しく、中でも驚いたのは、片瀬那奈さん。
たぶん上手とかそういうのじゃないんだろうけれど、イマドキのワカモノが感化されて手を挙げて声を出すようになるまでの姿がぴったりはまっててスゴくジーンときた。
やっぱり美人はいいなぁ。(←結局そこか。。。)



あと、GAKU-MC。
白状しちゃうと、全く興味のないアーティストだったけれど、かっこいいと思った。
CD買いに走った。廃盤はレンタルした。
すげー青くて、熱いところが、実は好みだった。
ほんの少し恥ずかしさを我慢すれば(って失礼な。。。)、ガンガン聴ける。
ま、ダメな人は全くダメだろーけどねー。

なんか、“藤井フミヤ”をどう感じるかってのに近いかも。



『挙手』 / GAKU-MC
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by clyde_8 | 2007-11-05 16:07 | 映画/お芝居
ギリギリガガンガン
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新宿にて、東京SOCIOのおシゴト発見。

camo嬢の『ワルボロ』プロモーションもろもろもろもろデス。

ほー、巧いッ!!

天晴れじゃ。



ヤンキー映画って、ものすごーく観に行きたい。
ヤンキーものって大好き。

『大阪最強伝説 喧嘩の花道』なんて、最高だぜ、マジで。
お前らみんな即死だぜ、マジで。

って、こんなこと言ってるわりに、ボクは進学校出身だぜ(超三流の、だけれど)。



『ギリギリガガンガン』 / ザ・クロマニヨンズ
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by clyde_8 | 2007-10-01 17:36 | 映画/お芝居