2011年 03月 03日 ( 2 )
映画に行こう 2010
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アカデミー賞、『ソーシャル・ネットワーク』はあまり獲れなかったですね。12部門ノミネートの『英国王のスピーチ』も4部門受賞にとどまり、なんとなく賞がばらけている感じが今回のノミネート作品の質の高さの表れのような気がして、封切りが楽しみです。特に『ブラック・スワン』、『ザ・ファイター』、『127時間』、『トゥルー・グリット』の4本が楽しみ。

それではと、こっちはこっちで2010年日本公開作トップ5を。
(プロ並みに大量に観てるわけではないので、ベスト10ではなく5本ぐらいがちょうどいいのです。例えば、 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』と『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』の二本はまだ観ていなくて、もし観ていたらベスト10には入るだろうけれど、というような“見逃した”映画がたくさんある)

2010年トップ5は、
『ゾンビランド』
『インセプション』
『キック・アス』
『ハート・ロッカー』
『(500)日のサマー』
『白いリボン』
『アウトレイジ』
です。
(あ、7本ある。ま、いっか)

次点は、
『第9地区』
『マイレージ、マイライフ』
(だったら、『ローラーガールズ・ダイアリー』を入れてベスト10にしろよとも思うが、それはそれとして)



『ゾンビランド』は、バカバカしくて最高に楽しかった。タイトルからイメージされるちゃちなホラー映画なんかではまったくなく、わかり易くいうと、異常に楽しい青春ゾンビ映画(←よけいわからん)。ゾンビ映画をほとんど観たことがないらしい新人監督の作品ですが、数多のゾンビ映画研究したうえで、映像テクニックを駆使して、鮮やかな発想の転換でポップな青春コメディに仕立て上げてます。画面がめちゃくちゃカッコいい。タイトルシークエンスのデザインだけでも必見です(ま、ここはデザイン会社が制作してるんですけども)。
脚本書いた人も相当面白い人なんだろうなと感じさせてくれるコネタ連発で爆笑の連続。
ビル・マーレイが本人役で登場するので、80年代を生きた人にはより一層笑えるオーバー30のための一本。

『インセプション』は、真にSFな設定の物語がフィリップ・K・ディックの映画化のような空気感で、もっと踏み込んでハードコアSFの香りすらする硬派なSF映画でした。僕は『インセプション』がアカデミー賞作品賞獲ってもよかったのにと思ってるぐらい大好きな一本。『ダークナイト』に続き濃密な傑作連発で、今ハリウッドではクリストファー・ノーラン最強かも。そしてディカプリオ!昔は特に好きでもなかったけれど、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』あたりからぐんぐんに気になりだして、出る映画出る映画すべてが面白くて(個人的に『シャッター アイランド』は、ん?な演出だったけれど、特にストーリーが。でもディカプリオはやっぱり良かった)、いまや完全にファンです。

『ハート・ロッカー』は我が青春の一本(そしていまだに年に何回かは絶対に観る)『ハートブルー』のキャスリン・ビグロー監督の新作。この人は男前美人なおばさんで、やたらと骨太な映画を撮る人なので、今回の『ハート・ロッカー』は得意中の得意なんじゃないでしょうか。戦争映画だから、テーマとしては反戦とかプロパガンダとかそういう方面で語られることの多い映画で、もちろんそういう側面もあるんだろうけれど、僕のこの映画の印象は全然違っていて、もっとこうなんというか、ハードボイルドもののような人間ドラマって感じ。誤解を恐れずに言うと、あるひとつの世界でしか生きられない男が、その世界にすがりその中でこそ生を感じ自分の存在を噛み締める、その生き様と人間の中毒(みたいなもの)についてのどこかヒロイックなお話。そういう意味では『レスラー』なんかに近い気がするし、これをいろんな味付けでエンターテインすると『ダークナイト』になるんじゃないでしょうか。

『白いリボン』はミヒャエル・ハネケ新作。カンヌでパルム・ドールも獲ったわりにあまり日本ではプロモーションに力が入っていない一本。この作品、これ実は恥を忍んで言うと僕7割も理解できてないんじゃないだろうか。かなりざっくり言うと、ファシズムの形成、忍び寄る、または沸き上がるファシズムの種とその恐怖とはいったいなんなんだろうかということを、とある村で起こる奇妙な事件を通してじっくり丹念に描いていく重い一本。その背景には第一次世界大戦があり、その傷跡があまりない(と認識していた)環境に生まれ、ろくに勉強もしていなかった自分にとっては、俄には理解するのが難しいテーマ。それでも美しいモノクロの画面を通して、重大な問題についての意識を喚起させられるというのは、これも映画のひとつの意味、意義みたいなものだと思うので、必見の一本。観る人が観れば切実な作品。

『アウトレイジ』は北野映画の暴力描写の極北、面目躍如たる一本。北野武はフェリーニみたいな映画撮ってるより、こういう「バカヤロウ」とか「コラ」とか「ブチコロスゾ」なんて言葉が台詞の大半を占めるお話を撮ってるほうが好きです。大好きです。コワいコヒさんと椎名桔平(不敵な笑みで強くてコワい)の壮絶な死に様に震えました。こんな話なら何本でも撮れる、というような意味のことを監督が言っていたので、続編が楽しみ過ぎ。鈴木慶一さんの不穏なサウンドトラックもカッコいいです。

『キック・アス』と『(500)日のサマー』も最高(詳しくは過去記事へ)。



そんな2010年の映画ライフでした。
2011年も面白そうなのがいっぱいあって楽しみです。

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『映画に行こう』 / 井上陽水
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by clyde_8 | 2011-03-03 17:58 | 映画/お芝居
SATURDAY NIGHT ZOMBIES
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2/27、日曜日、プレシーズンマッチ(ハンプティ・ダンプティなんとかかんとか)、草津戦、正田醤油スタジアム。

5ヶ月ぶりの群馬、正田醤油スタジアム。
正田醤油スタジアム、変な名前だ。(←って自分は味の素スタジアムのくせに。。。)

我ら東京のプレシーズンマッチは静かにのんびりと、それこそ眺めるという感じ。それこそが流儀でもあり、結果がどうあれ特に騒ぎもしないのが作法。それでもやっぱり熱くなってる人がちらほら。なんといっても、我らは今シーズンのJ2の優勝候補筆頭にして全クラブのターゲット。正真正銘の優勝候補になるのは初めてのことだしね。まずはがつんと圧勝劇といきたいところでしたが、のんびりと引き分けて帰ってきました。

いよいよ新シーズンだというのに、いまいち選手のコンディションに疎いんですが、ナオはケガかね?ヨネは開幕出場停止としても、まさかケガしてるとかじゃないだろうね?梶山、なんでケガしてるのだ。達也(鈴木のほうの)、ケガしてないんだからもっともっと格の違いを見せてくれよ。北斗は今期はサイドバックやらないのかね?と、いつになくチーム状況を把握できてないまま開幕を迎えることになりそうです。

一応、選手名鑑を買っては見たものの、いまだ拭いきれないJ1への未練のせいか、一年で戻るから詳しくなってもしょうがないという驕りからかJ2の選手チェックをする気になれず、雑誌は買ったままで、どこかその辺にほったらかし。そんな状態なもんだから、草津の選手は萬代くんしかわからず。
でもまあ、試合自体はけっこう楽しかったです。やっぱりなんだかんだいったって圧倒的でした。特に平山の高さと大竹の一瞬のフェイントと今野のディフェンスは完全に数段上のレベルにあり、他の選手も技術やコンビネーションという点で明らかに相手を凌駕し続ける試合展開。新戦力ではホベルトがかなり良い印象。ホベルトはでかくて足下がしっかりしてて、ボールの散らし方がかなり的確。乱暴にいうとドリブルをしない梶山という風情(ってだいぶ違うか。まあ、良いボランチだということです)。ちょっと残念だったのは今シーズンの私イチオシの達也(谷澤のほうの)が、思ったほどボールに触れる機会が少なかったこと。といっても、僕の中では2点取るぐらいの活躍を見せるだろうと、そして今期は、そう、あの馬場憂太並みに思い入れてる選手なので、なんかもの凄くシビアに見てしまってるだけで、実際は主に攻撃面での新風となりチームメイトからはすでに信頼を勝ち取ってるようでした(根拠は特になし。雰囲気です)。
引いた相手からどうやって点を取るかという問題については、こっちにはナオやペドロ・ジュニオールやロベルト・セザーみたいに、速いもしくは速そうな選手もいるし、羽生先生のように質の高いフリーランニングができる選手もいることだから、いっそこっちもいったん引く時間を作れば良いと思うのです。で、“蹴れる”センターバックからの平山狙うと見せかけての裏への一発を繰り出してみる。とまあ、そんなことは大熊さんも検討済みでしょうからお任せしますが。それでもダメなら、圧倒的に攻め続けてりゃあ何とかなるよ、色恋と一緒で。(←ここで一気に馬鹿みたいにバカを露呈)

と、ガラにもなくわりとサッカーファンぽいことを書いてみたりなんかして、新シーズンスタートに備えてます。



でも、実のところはサッカーについてあれこれ専門的ふうに知ってる感じに書くのが好きかというとそうでもなく、ブルース・リーまたはオビワンチルドレンであるところの自分はどちらかというと“考えるな、感じろ”という流儀で、今日はソータが爆発しそうとか、あれだねしかしコンちゃん凄かったねーなんつってるほうが性に合う。

そんなわけだから、試合前もぎりぎりまで駅周辺にいて、群馬で食えるものはなにかと案内所みたいなところで聞き出して、定食屋ではうなぎを誂え(結局うなぎは名産でもなんでもなく、ただその店がうなぎを売りにしていただけで、名産であるところの豚肉料理はacoが食べていた)、その味は、うーん、しかし普通だという身も蓋もない感想をのべ、遠征先で良い食事に巡り会うのも難儀だなぁ、初めて行く土地も多いだろうから、今年一年大変だなぁ、これは、などと気楽な悩みを抱えてみたり。

そして、遠い!(まあ、これはJ1だろうがJ2だろうが同じことだけれども)
やはりそんな簡単に新幹線使うわけにもいかないので、当然在来線で移動。例えばこの日は、スタジアムまでのバス移動も含めると3時間近くかかっている。帰りはもう少し時間のかかる経路を通ったので、往復で約6時間移動していたことになる。
で、これが実は良いんですよ(回りくどくてスミマセン)。
自分は基本的にはトイレか風呂か独りの食事中か移動中にしか本を読まないので、長時間移動がけっこう楽しい。この日もうたた寝挟みつつ、今急激にその魅力に取り憑かれつつある西村賢太の短編集を読了。のどかな短い旅にそぐわない内容ではあるけれど、かなりのめり込んでます。芥川賞の受賞記者会見もなんというか、とっても好きな感じでした。
みなさん、もういっこのほうの賞を受賞したしょうもない作家なんか読むぐらいなら、西村賢太の“本物”の私小説を読みましょう。なんて、ずいぶん話が逸れちゃいました。



さて、そろそろ週末が気になって、なかなか寝付けない日々を迎えつつあるので、思い切り風呂で身体を温めようと思います。土曜日に思いを馳せて。



『SATURDAY NIGHT ZOMBIES』 / 松任谷由実
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by clyde_8 | 2011-03-03 01:00 | FC東京/サッカー/フットサル