Fool For Love
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またまたずいぶんと前の話です。。。
いつの話だよって、、、まだ寒かった頃の話です。



『フール・フォア・ラブ』をPARCO劇場で。
行定勲監督の舞台初演出作品です。
出演は香川照之、寺島しのぶ、甲本雅裕、大谷亮介。

僕は完全に甲本雅裕目当て。
いつも思うんだけれど、この人が本当はお兄ちゃんなんじゃないかと。
まあ、違うんだけれども。

いっつもいっつも思うのは、どんな気持ちなんでしょうね、ヒロトがお兄ちゃんってってこと。

たぶん、いい気持ち。



ま、それはそれとして。



魅力的な役者陣を無視したとしても、『フール・フォア・ラブ』といえば僕にとってはビデオジャケットが微妙な(そして実はカッコいい)デザインの名作映画だし、サム・シェパードとアルトマンというこれまた僕にとって“アメリカとは”という世界を見せてくれる作家が撮ったとても好きな映画なので、たとえ行定初演出でもとても楽しみにしていたんです。(←ってなんか失礼だねぇ。でもホントのことです。行定さんってあんまり興味ないかも。。。)



ま、それもそれとして。



砂漠のモーテルで激しく罵倒しあい憎しみをぶつけあう、あるいはお互いの気を惹こうともがき愛を囁く男と女。
そこに現れるひとりの青年。
一部始終を傍らで見守る老人。
男は青年にある“物語”を打ち明ける。
血縁の業、哀しい愛、救済を探す苦しい一夜の始まりに。



やっぱりお話は重くて暗くて突き刺さって息苦しくて、面白かった。

大谷亮介さんは僕には上手いのかどうかはよくわからなかったけれども、アメリカ人かと思った。
香川&寺島コンビは異常な迫力と緊張感で、おぉ流石という感じ。
甲本雅裕さんは舞台役者らしい余裕の間で、救いのない沈みきったお話の中にユーモアを滲ませる上手さはサンシャインボーイズ出身の面目躍如。



演出もそこそこいいということなんでしょうけどね、それは初演出にしてはとかそういうことです。(←いつの間にか偉そう)

いやもうね、なんで行定演出を手放しで褒めることができないかというと、どーしても許せない演出が会ったんです。
たぶん誰が観てもあぁこれかと、あのJリーグファンのサッカー観戦ブログなんだか、映画やら何やらの感想ブログなんだかよくわからないブログのやつが言ってたことはこれかと、これは確かに鬱陶しいなと、僕のこと知ってる人ならりょうが言っていたのはこれかと、これは確かに鬱陶しいなと、すぐにわかるおかしなところがあるので、DVD化された時にぜひ観てみてください。



ところで、この物語、こんだけドロドロしてるのにドライなのはウェスタンブーツのせいなんだろーか?



『Fool For Love』 / Bryan Ferry
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by clyde_8 | 2007-06-01 15:55 | 映画/お芝居
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