Song For Truman Capote
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ニューヨーク 大好き、アメリカ文学大好き、大好きな友人 I が宣伝担当とくれば観に行かないわけにはいかない(ごめん!『サム・サッカー』は見逃した!!!)『カポーティ』。

もうね、さんざんいろんなところで評判になっていたけれど、フィリップ・シーモア・ホフマンがものすごい。

なにあの声!?
すげー!!!!!

僕は実際のカポーティを見たことはないんだけれど、いろいろな文献や作品から受けるイメージというのはまさしく、フィリップ・シーモア・ホフマンが演じたカポーティなんです。

自意識過剰で、どことなくスノッブな匂いを漂わせたようなヤなやつで、おネエで、悪口が好きで、偏執狂で、なぜだか華もあって、というカポーティ。

フィリップ・シーモア・ホフマンのトルーマン・カポーティを観るだけでも価値ありの作品です。



そして、“創作”にまつわる欲望と葛藤と苦しみの物語としても素晴らしい。

“ものづくり”に携わるすべての人(小説家も映画監督もロッカーもデザイナーもケーキ屋も花屋も、その他諸々あらゆる作り手)は“カポーティ”になる可能性がいくらかはあるんだと思います。

野心と、なぜかそれに伴う孤独、あと葛藤とか、モチーフに対する愛情と過剰な思い入れ、その結果見えなくなる正気と狂気の境目、苦悩がもたらす闇。

程度の差こそあれ、そういうことって実際によくあるんですよね。

極端な話、折り紙で鶴を折るということでさえ、突き詰めれば大きな達成感とものづくりの至福を感じること(または深淵な暗黒が口を開けて待ってるってこと)なんかがあるんですから。

そんなとき僕たちは“ある光”を感じる一方で、“冷血”も感じる。



そう、『カポーティ』は魅力的な物語であり、警告でもある。

なんて。



『Song For Truman Capote』 / Rhett Miller
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by clyde_8 | 2007-01-12 17:00 | 映画/お芝居
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