Eve Of Destruction
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最近よく、わけのわからない夢をみて起きちゃうことがあるんですが(こないだなんて、夢で繰り広げられる不条理劇に大爆笑して、自分の笑い声で目覚めました。←いよいよヤバいな。。。)、それにしても、今朝はさすがに参ったよ。。。

何の夢か忘れちゃったけど、ふと目が覚めたら6時です。
3時に寝たから、、、まだ3時間しか寝てない、、、あと3時間は寝れるな、、、ジュジュ、邪魔だ、どけ(←ウチの猫です。人が寝てる掛け布団の上で寝るからけっこう邪魔)、、、目を閉じる。。。

。。。眠れない!なんで!?

寝不足に弱いこの僕が、3時間足らずしか寝てないのに朝6時に目がぱっちりだなんて。。。

チクショウ。
20分ぐらいねばってみたけど眠れなかったので、『ミュンヘン』を観ました(朝からヘヴィだね口)。



そして、劇場で観なかったことを後悔しまくる。

なんて面白いんだ!
さすがとしか言いようのない映像(ローマのアパートのロビー、暗殺ひとり目のシーンのなんと美しいことか!床にこぼれたミルクにすうっと血が広がっていく中、薬莢を拾う指とかね)。

緊迫感たっぷりにテンポよく語られる物語(電話の爆弾のシーン、中止か決行か!?シンプルなのにとってもハラハラさせられる)。

絶妙に脚色された登場人物たち(フランス人の情報屋、オランダ人の殺し屋その他大勢の魅力あるキャラクターは、それぞれで一本の映画が撮れそうなほどストーリーを纏っている)。

派手さ控えめながらも豪華キャストによる演技(エリック·バナ筆頭に全員渾身の演技!マチュー·カソヴィッツの控えめでいて印象的な感じが良かったなぁ、特に。←それはファンだから)。

粋な選曲で唸らせる音楽(安全なはずの隠れ家、一触即発の中流れる『Let's Stay Together』にニヤリ)。

グイグイ引き込まれちゃいました。

あー、面白かった。



と、これだけ書いて終わっちゃうと怒られちゃいますね。

『ミュンヘン』はミュンヘンオリンピックの黒い九月事件とそれに対するイスラエル政府による報復、神の怒り作戦が題材です。

ただ、誤解してはいけないのが、この映画はドキュメンタリーではないということです。

スピルバーグ監督自身が語っている通り、史実をもとにしたフィクションです。
ドラマチックに感動的に綴られた、かなり事実に忠実な(と言われている)原作を、あくまでも映画的観点から脚色して魅力ある物語に仕上げている作品です。

そんな『ミュンヘン』には、中東の政治問題を批判するために撮られた映画という意味合いよりは、過去に実際にあった事件を題材に人間や平和について考えることのできる映画を、という映画人としての想いみたいなものを感じます。

だから、主人公·アヴナーの苦悩を、イスラエル暗殺部隊リーダーのそれとして捉えることは、実は少し危険なことかもしれません。

アヴナーというひとりの人間の苦悩は、どこからくるのだろう?
そんなふうに考えてみてはどうでしょう?

そして辿り着くのは、またもや憎しみの連鎖。

もちろん答えなんてすぐにでない。
それでも考えることの意味はある。

もしかしたら、僕らは日本人だからということで、こういった問題に少し縁遠さを感じている人がいるかもしれない。

そんなことはない。

憎しみの連鎖、黒い九月事件の輪っかのいくつか前の輪っか、そこでは日本赤軍(厳密にはちょい違うらしいけど)の3人(もちろん日本人)がパレスチナ人との連帯を証明するために、イスラエルのロッド国際空港で自動小銃と手榴弾を使ったテロ行為を行い、多数の犠牲者を出している。

僕らだってしっかりと鎖の中にいるんだ。

そういうことには無知でいるべきじゃない。



それにしても、眠い。。。
もうそろそろ帰ろかな。



『明日なき世界』 / RCサクセション
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by clyde_8 | 2006-10-17 19:31 | 映画/お芝居
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