For What It's Worth
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なんだかね、いい天気だったでしょう、とても。

僕は普段から歩くのがものすごく遅いんですけど、今日はお昼過ぎにね、いつも以上にゆっくりと歩いてオフィスに戻りましたよ。

昼ご飯食べた後に、ぶらぶらしたわけです。(←仕事しろよ。。。いややってるよ、散歩ぐらいはできるのだ、ふつうは)

バッファロー・スプリングフィールドの1stアルバムを聴きながら。

『For What It's Worth』のイントロはいつ聴いても光の中に音が漂ってます。

ニール・ヤングとスティーブン・スティルスとリッチー・フューレイという錚々たるシンガーソングライターが結成した奇跡のグループ(当然ぶつかりあってすぐ解散)。
奇跡のグループが奏でるアメリカン・ルーツロックは、やっぱり奇跡の美しさ。



そうそう、グラム・パーソンズのインターナショナル・サブマリン・バンドとバッファロー・スプリングフィールドがともに66年結成なんです。
そう、アメリカン・ルーツロック史上(いや、ロック史上かな)かなり重要な年ってわけです。

一方、イギリスではビートルズが『リボルバー』を発表!エリック・クラプトンがクリームを結成!!

66年ってすげー!!!!

と思ったら、ロックは毎年傑作や素晴しいバンドを生み続けてるのでした。
もちろん、2006年の今でもね。

ロックってすげー!!!!!!



ところで、バッファロー・スプリングフィールドからの影響が大きかった(らしい)日本のロック・バンドといえば、何をおいてもまず、はっぴいえんど。

はっぴいえんどときたら、サニーデイ・サービス。(←超強引かつ迅速に僕らの世代のバンドに辿り着いてやった)

10年前、僕が上京する時にリリースされたのがサニーデイ・サービスの『東京』でした。

本当になんのあてもなく、ただ東京に出てきて、思い出したように何ヶ月かに一度絵筆を握り、不安というものはこんなにも大きくなるものなのかと初めて知った、そんな年で、精神的にどん底だった時期です。
けれど、とても大切でもあるその経験は、今の自分のベースのひとつになっていて、その時流れていた『東京』を聴くと、やっぱり少し思い出してしまって、どうしようもなく胸が疼きます。

そういう人けっこういるでしょう?

きっと、このアルバムはあまりに情緒的なので、いろんな人のいろんな思い出と共にあるんだろうなと思います。



その『東京』リリース10周年記念として、 今年の夏に行われた『東京』全曲再演音楽会を収録したアルバムが曽我部恵一の『東京コンサート』。

絶品です。

曽我部恵一の名MCに導かれてしっとりと楽しげに進んでいく『東京』の曲たち。

本当にいいですよ。

すげーいい。



……うーん、なんかうまく伝わんないなぁ。。。
さっきからこの『東京コンサート』の素晴しさを伝えたくて、いろいろ考えてたんだけど、難しい。

あぁそういえば、友人がとても的確にこのアルバムの魅力を表現していたなぁと思い出したので、少し悔しい気もするけれど、勝手に引用させてもらうことにします。

おうちに帰ってもひとりなんだけど、
この前届いた曽我部さんの『東京コンサート』を聴く。
同じ曲をすきなひとが帰ってくるし、
優しい声が雨音と混じる。


そう、“同じ曲をすきなひとが帰ってくる”って、そういう気持ちがこのアルバムにはぴったりだと思います。
なんて素晴しい。

音楽とか映画とか、なんかの芸術作品について、誰かが言った言葉の中でいちばんステキだと思ったよ、姫。(←大宣伝)

けどあれだねぇ、曽我部さんはこのジャケット気に入ってるらしいけど、僕はヒドいもんだと思ったさ。

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『For What It's Worth』 / Buffalo Springfield
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by clyde_8 | 2006-10-10 20:50 | 音楽
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