私生活
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いま僕は31歳です。

ちょうどいいお年頃なんでしょうかね、まわりには新婚さんや結婚間近や2回目の結婚を迎える人がちらほらと、いやけっこういます。

お年頃ではないけれど、ウチのママンなんて去年あたり、3回目にチャレンジしようとしてましたね。(←ホント懲りない人だ)

男と女のごちゃごちゃしたことが嫌いな人は嫌いでしょうけど、好きな人はごちゃごちゃやも含めて好きだったりしますよね。

僕は大好きです(これは血筋だな、きっと)。

愛する人との甘い生活ってのは、いいよねぇ(たとえ喧嘩があっても、すれ違いがあっても)。



というわけで、男と女についての洒落た喜劇、『プライベート·ライヴズ』を観てきました。



とあるリゾートホテル、眺めのいいテラス。
二組のカップルがハネムーンを楽しもうとしている。

隣り合った部屋、それぞれのテラス、こちらでは愛を囁きあうシビルとエリオット(ただしエリオットはバツイチ)、あちらでは甘い時に浸るアマンダとビクター(ただしアマンダはバツイチ)。

少し首をもたげるやきもち心。

「ねぇ、アマンダとの時よりも幸せ?」とシビル。

「僕をエリオットよりも愛してるかい?」とビクター。

そう、偶然にも隣同士になったエリオットとアマンダ、実は二人は元夫婦。
お互いに新しいパートナーとのハネムーンで、前のパートナーの隣の部屋に泊まってしまったのです。
そんな二人がばったり出くわして、焼け木杭に火がついて……。



“大人のためのラブ·コメディ”のふりをしてるけど実は、大人じゃないような子供じゃないような、そんな人たちのためのウェルメイドな翻訳劇。

『夫婦戦線』という名で映画化もされたノエル·カワードの代表作らしいです。
ノエル·カワードの他の作品は映画化されたものだと『生活の設計』とか『逢びき』が有名です、ってどれも古いな。。。

まあそれはいいとして、ノエル·カワードの書く戯曲は恋愛の駆け引きや三角関係など、“男と女”にまつわるものが多かったらしいですから、僕の好きな類の作家さんというわけです(ウディ・アレン大好きですもの)。

『プライベート·ライヴズ』にも見事に心つかまれちゃいました。

なんかね、二組のカップルが相手をとっかえひっかえして、ずーっと喧嘩してる(申し訳程度の仲直りを挟みつつ)、そんな印象のお芝居なんだけど、それなのに甘ーくて、きゅーんとしちゃうんですよね。

んで、たちの悪いことに大抵の人間は四人の誰かに当てはまるんですよ、ある程度は。

そうするともう、人ごとじゃないわけです。

しかも、青山円形劇場は、客席とステージが異様に近いうえに、円形劇場だから客席がぐるりと四人を取り囲む。

もうね、大笑いしながらも痴話喧嘩の当事者の気分ですよ。

思わず、「そんなこと言われてもさぁ!」とか弁解しかけたり、「いやいや、まあまあまあ……」となだめそうになっちゃったりして。
ってそれは言い過ぎですが。

手の届きそうなところで繰り広げられる、“恋ってやっぱり”なドタバタに引き込まれっぱなし。

とっても素敵なお芝居でした。

たかが男と女のことなんだけど、そこには人生のすべてがあるような気がするんです(僕みたいな人間にとっては)。



最後に、アマンダ役の久世星佳さん。

かなりチャーミング。
公演チラシの写真とか微妙なのに、舞台での輝きといったらもう。

宝塚の人ってまったく興味ないんですが、実際にお芝居を観ると、宝塚出身の女優さんのオーラにはいつもびっくりしちゃいます(実は意外とツボなんだろーか?宝塚)。



『Private Lives』 / Ultravox
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by clyde_8 | 2006-09-21 13:31 | 映画/お芝居
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