Nice Dream
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少し前に、バトンに対する答えとはいえ、似ていると言われたことのある有名人を、恥ずかし気もなく羅列したことがあります。
しかもその後、自らのイメージアップのために、あ、こんな人にも似てるって言われたことあるよ、と追加したことがあります。



また追加しちゃダメですか?
ダメ?くどい?

そっか、わかった、やめとく。。。



……いや、あのね、さっきね、レディオヘッドの『ザ·ベンズ』を聴きながら、ぼんやり仕事してたら思い出したんです。

あぁ、そういえば、このアルバムが出た頃(約10年前)に、トム·ヨークに似てるって言われたことあるなぁ、と。
いわゆる、“不思議ちゃん”に言われたんですよ。



あ、結局言っちゃった、追加しちゃった。

まあ、いいじゃないですか。
トム·ヨークなんて、大して格好いい顔してるわけじゃないし。
たぶん、お悩みがちだった僕の性格面も含めて似てるってことだったんでしょう(二十歳過ぎの頃はものすごく内省的なオトコのコだったんです)。
それに、これぞ“不思議ちゃん”という人に言われただけだから、特殊な視点から見たら似てるかも、ってことで大目に見てやってください。



それはそれとして。

暗いロック、内省的なロックって、どんな時だってどんなとこでだって、さらっとだってじっくりとだって、いろんな姿勢で聴けると思ったことありませんか?

ハッピーな時も落ち込んでる時も、寒くても暑くても、晴れてても雨降ってても、寝る前でも起きたばかりでも、どんなシーンにも音楽がすうっと染み込んで、どんな感情にもしっくりくる感じ(外国語の歌詞の場合、日本語しかわからない僕みたいな人間にとっては、内容がわからないことがいい作用をもたらすこともあるんです)。

暗く内省的な曲は、音が究極に吟味され、複雑ではあるけれど繊細で、神経質に調和を追い求めてつくられていることが多いので、聴く側の姿勢にもよりますが、耳あたりがいい曲とも言えるんです。
表現者の心を無視してしまえば、後に残るのは美しい旋律と律動だけだったりするんです。

もちろん、作品のすべてと向き合って全身で感じることで(僕の場合は歌詞の対訳も読まないと。。。)、本来の美しさに触れることもできるしね。



……なんて。

まわりくどい言い方してますが、要はレディオヘッドっていいバンドだなぁ、ということが言いたかっただけなんですけど。

10年前、レディオヘッドが重要で素晴しいバンドへと飛躍していく時期に制作されたのが『ザ·ベンズ』という作品。
当時のロックは、ブリットポップなんていうふざけた名前のムーブメントが主流で(パンクバンドもモッズバンドも一緒くたに“ブリットポップ”なんて言葉で括りやがって!そういうのを包括できる言葉があるとしたらそれは“ロック”って言葉だけなんだよ!)、そんな中しっかりとじっくりと音楽と向き合ってつくられた『ザ·ベンズ』は、とてもバランスのとれた素晴しいロックアルバムです。

暑い昼下がり、トリプルギターで見る白昼夢。



『Nice Dream』 / Radiohead
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by clyde_8 | 2006-08-21 13:58 | 音楽
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