My Vagina
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えーっと、写真は本文とは何の関係もありません。
先週、新潟におシゴトで行った時に、合間合間で撮った写真です。

ってそんなことより、ドキッとするようなタイトルでスミマセン。

だってだもんね。
“あたしのアソコ”だもんね。

スミマセン。
“パッと見変態”で局地的な盛り上がりを見せてる時につけるタイトルじゃないですね)



『ウィー・トーマス』を観た日、実はその前に『V.M. —— ヴァギナ・モノローグス』というお芝居も観たんですよ。

お芝居というか朗読形式の、、、なんなんでしょうね。。。

もともとはイヴ・エンスラーという人がかなりの人数の女性たちに行った女性器に関するインタビューをもとに作られた朗読劇らしいです。1996年にニューヨークで、彼女自身の一人語り形式で初演され、その斬新な内容がかなり話題となったみたいです。
再演からは3人の女性がマイクの前で朗読するスタイルになり、高い評価のもとロングランを続け、50ヶ国以上で上演されてきた作品。

2年ぐらい前に日本公演があって、日本人キャスト版も上演されてた記憶があるんですけど、その時は行けませんでした。
今回はその時とは全く別のプロダクションによる公演。



公演自体ははっきり言って微妙でした。

演出も中途半端。配役も謎(配役のせいで下ネタトークショー的空気になってしまってます。上手じゃないし。だいたいさ、ずっとカンペを見続ける芝居なんて聞いたこともない!僕らはそんなことで笑うためにお金払ってるわけじゃない!!……ま、笑ったんですけどね、僕)。
そもそも芝居小屋が最低です。居心地悪過ぎ。



実はもう公演は終わっちゃってるからね、好き放題言わせてもらっちゃってますが、それでもこの公演は意義のあるものだったように思います。

“1st Seazon”と銘打たれてることや、アンケート用紙に今後も公演を続けていきたいと書かれていたことから、『V.M. —— ヴァギナ・モノローグス』を日本でも定着させたいという心意気はじゅうぶん伝わったし、“女性が女性であることの素晴らしさを自覚する”ために女性器について語るというのは有効なことのような気もするし。
会場では、“V-Day”(女性と少女に対する暴力を無くそうという運動)への募金活動もしていて(例によって募金箱はすかすか)、目指していることはとても素晴しいことのように思ったんです。

だから、次回公演が楽しみ。

こういう作品こそ、もっとお客さんの呼べる役者さんが出演して、もっと宣伝して、長い間公演を続けないと駄目ですよね。

一過性のものにならないように応援したいです。



文句言いたがりのファンから、次回公演へ向けてメッセージ。

“女性器について語るなら男性もいたほうがいいと思いますよ。
日本版アレンジとして男性キャストも入れた新しい『V.M. —— ヴァギナ・モノローグス』が観てみたい。
ヴァギナを見たり触ったり味わったりするのは男性(と女性)でしょ?
男性と女性で女性器について語るなんて難しいことかもしれないけれど、もしうまくいったら素敵なお芝居になると思いません?”


なんて。

あ、ポスターデザインとかやりたいな。(←誰に対してのアピールだ)



おまけ。

イヴ・エンスラー自らが書き起こした本、『ヴァギナ・モノローグ』の翻訳者、岸本佐知子さんのこと。

岸本佐知子さんの訳書にニコルソン・ベイカーというとても面白い小説家の作品があります。
強烈にお薦めです。

例えば代表作、『中二階』。

とあるサラリーマンが昼休み、靴ひもの換えを買って昼食を済ませ、中二階にあるオフィスに戻ってくる、それだけの話。
彼はその間、なぜ両方の靴ひもがほとんど同時に切れたのかと疑問を抱き、それをきっかけに様々な物事に思いを巡らす。ストローってコーラから浮き上がってくるよねとか、ミシン目の発明者って素晴し過ぎるとか、トイレでは熱風乾燥機よりペーパータオルのほうが優位なんだとか、エトセトラ、エトセトラ。
とにかくいろんなことを考える。
もうその細かさに病み付きになること間違いなし。

本好きの人なら絶対に楽しめるちょっと変わった小説。

岸本佐知子さんの翻訳が超名訳として名高い作品でもあるんですよ。

ぜひ。

そうだ、今日買って帰っちゃえば?



『My Vagina』 / NOFX
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by clyde_8 | 2006-07-12 20:11 | 映画/お芝居
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