The Show Must Go On
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2001年9月11日、ブロードウェイ全劇場休演。

2001年9月12日、ジュリアーニ市長が呼びかける。
「ブロードウェイの灯を消してはならない」


2001年9月13日、ブロードウェイに灯が戻る。
「ショウビズの世界では、
 こういう言い方をする。
 ショウは続けなければならない

 ―――セント・ジェームズ劇場支配人ロッコ・ランズマン


“ショウ・マスト・ゴー・オン”って、大好きな言葉です。
どんな問題があろうとも、どんな状況に陥ろうとも、ショウは続いていく。
どんな困難も乗り越えて、ショウは続けなければいけない。
そんなような意味だと思うんですが、これはショウビジネスに限ったことではなく、何かを成し遂げようとする時の気概や、仕事をするうえでのプロとしての心構えとして捉えることができると思います。
その一方で、人生を楽しむために必要な勇気や前向きな気持ちとして捉えることもできると思うし、そうするととても素晴しい言葉に感じれます。



そんな“ショウ・マスト・ゴー・オン”がよく似合うミュージカル映画、『プロデューサーズ』は期待以上に素晴しく、とにかく笑って、楽しみました。

もともとはコメディ職人メル・ブルックスの『プロデューサーズ』という映画で(メル・ブルックスは下品でベタでテンポのいいコメディが天下一品です!)、それがブロードウェイでミュージカル化されて、そのミュージカルが映画化されてという、いかにメル・ブルックスの書いた物語が優れてるかの証明でもある生まれ変わりを繰り返している作品です。

H∧Lにも指摘されたことがあるんですが、僕はひとつの“物語”がいろんな形式、映画やお芝居、マンガや小説というふうに様々な表現で語られるのってとっても好きなんですよ。
映画で観てもお芝居で観ても面白い作品って、もともとのお話に普遍的な魅力があるからだと思うんですよね。
そういう意味でも『プロデューサーズ』みたいな作品は大好きです(といっても、ブロードウェイ・ミュージカル版は観てないけど)。



あと、もうひとつのツボ。
史上最低の演出家のアシスタント兼恋人役のロジャー・バートが大好きです。

ネイサン・レインはブロードウェイの大スターの貫禄で大いに笑わせてくれるし、僕らの年代、もしくは少し上の年代の人にとっては、オレたちのマシュー・“フェリス”・ブロデリックが相変わらずの芸達者ぶりで嬉しくなっちゃいます。

でも、それよりもツボにはまると抜け出せなくなる魅力をふりまくのは、ロジャー・バートちゃんですよ!
ゲイっぷりオネエっぷりで、基本がハイテンションなうえに、唐突にテンションをグンとあげたりするので、そんなことされると、なんかもう笑っちゃいます。
あとね、仕草が僕そっくり(とcamoが言ってました。ま、似てる部分はあるとは思います。小指が立っちゃう感じとかね)。
それから、唄うと声が超ロックなんですよ。カッコいい!
大注目です!



嫌でも元気出ること間違いなしの『プロデューサーズ』にはミュージカル映画王道の楽しさがぎっしりつまってるので、ぜひ劇場で!
DVD化されてから初めて観たとしたら、あぁ劇場で観ればよかったな〜と後悔すること間違いなしの映画です。
まだ映画館でやってるのかどうか知りませんが、二番館でも三番館でもいいから観に行っちゃいましょう(というか二番館って、今時言わないですかねぇ。。。)。



『There's Nothing Like a Show On Broadway』 / Matthew Broderick, Nathan Lane & Ensemble
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by clyde_8 | 2006-05-16 16:29 | 映画/お芝居
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