Family Affair
d0025304_17264256.jpg

ミヒャエル・ハネケっていう映画監督知ってますか?
新作、『隠された記憶』がもうすぐ公開されるドイツ人の素晴しい映画監督です。

大傑作『ファニーゲーム』、大傑作『ピアニスト』の2作品以外は日本ではなかなか観ることができない映画作家さんで(『ファニーゲーム』と『ピアニスト』はいつかこのブログで取り上げたいなぁ)、さらに困ったことに、ほとんどの作品が日本での最終上映をむかえようとしています。

できる限り観ときたいです。

ユーロスペースでミヒャエル・ハネケ映画祭が28日までやってます。

まずは、『セブンス コンチネント』を観てきました。
(以下、結末まで書いてます。知りたくない人はご注意を。ただ、『セブンス コンチネント』は日本での上映はひとまず終了です。そう、もう観れないんだよ。残念だけど)

オーストラリアへの移住を夢見る三人家族。
どこにでもいるような平凡な家族は、やはりどこにでもあるような小さな悩みと小さな幸せを、静かに過ぎていく毎日の中で感じている。
カメラは彼らの生活を静かに静かに捉え続ける。
夫の昇進を素直に喜び、両親に報告する妻。
幼い悪戯遊びをしながらもすくすくと育つ娘。
夫は新しい世界へ旅立つ時がきたと感じる。
両親へ向けて少し長めの手紙を書く。
預金を全ておろし、ハンマーやのこぎりを買い込む夫婦。
三人で囲む食卓。
幸せな食事の後、三人家族は身の回りの物を全て破壊していく。
家具をたたき壊し、本を破り捨て、お金は全てトイレへ流す。
全て破壊し尽くして、三人は薬を飲んで静かに旅立つ。
生活の残骸の中に横たわる三つの死体。
物語は唐突に終わりをむかえる。
“遺書があったにもかかわらず、遺族は事件としての調査を求めるが、そのまま迷宮入りとなる。”と書き添えられて、劇場には明かりが灯る。

そういう映画でした。

もう観ることができない映画(少なくとも当分は)を取り上げるのはどうかと思ったんですが、なかなかに衝撃的な作品だったので、物語を書き出すことで、少しでもその作品世界が伝わればと思って記事にしました。



ものすごく大きな“?”が浮かび上がる記事になってしまってますね。



とにかく!
ミヒャエル・ハネケというのはすごい監督です。
今日からだと、
『71フラグメンツ』
『カフカの「城」』
『ベニーズビデオ』
の順で、ユーロスペースで観ることができます。

できることなら全て観たいです。
なんとか都合つけて行きたいです。
みなさんもよかったら、ぜひ。
小さな劇場で期間も短いので、お会いするかもしれませんね。



それでは、劇場でお会いしましょう。
(↑言ってみたかっただけ。僕は行けないかもしれないし。。。)



『Family Affair』 / Sly & The Family Stone
[PR]
by clyde_8 | 2006-04-21 18:04 | 映画/お芝居
<< 光は光 先人達の夢 >>