ディア、ジョン
『Must Love Dogs』という映画があるんですけど、タイトルの意味するところは“条件は、犬好きであること”みたいな感じ。

どんな映画かというと、

それなりに多くの人との恋愛を経験し、離婚も経験したサラという30代の女性が主人公。恋に慎重になる彼女に対して、家族がどんどん恋人候補を紹介してくるんだけど、姉妹に至ってはサラになりすましてインターネットの恋人募集サイトに登録する始末。ほんの少し“演出”したプロフィールと若い頃の写真で登録したり、プロフィールの文句をサイトごとに変えて、バリエーションをだしたりという小細工も忘れない。
そんな恋人募集文句のひとつに使ったのが“条件は犬好き”。
そこに応募してきたジェイクという不器用ながら不思議な魅力を持つ男性。
サラとジェイクは借り物の犬を連れて初対面。
さて、“少し恋に疲れたかも?”と感じていた二人の新しい恋の行方は?

というロマンス・コメディです。

この『Must Love Dogs』という映画が、邦題になると『理想の恋人.com』になる。。。
うーん。
まあね、邦題って難しいからね。
でも個人的には、出会い系サイトに登録しまくるシーンがあるからって“.com”はイヤです。だったら『理想の恋人』でいいです。
当たり障りのないタイトルだとしても、“.com”無しのほうがいいです。

ま、“.com”がついたからって映画が面白くなくなるわけじゃないんですけどね。けどね、観る気がなくなるんだよ!とか言ってて、観たんだけどさ(劇場に行く気にならなかったのでレンタルで)。

そんな“.com”なんてのをなんで観たか?



決まってんじゃん!
ジョン・キューザックが出てるから!
ジョン・キューザックは映画自体がそれほど面白そうじゃなくても、なんか安心感というか、“大丈夫だろ、この人が出てるんだからきっと面白いよ”と思わせてくれる役者さんのひとりです(有名なところで言うと、クルーズのほうのトムとか、ハンクスのほうのトムとか。日本の役者さんだと役所広司とか真田広之とか)。

そんなわけで、『理想の恋人』もさらっと楽しめて肩の凝らないラブコメです(ははは、“.com”とってやったぜ)。
『理想の恋人』のジェイクはこれぞジョン・キューザック!的キャラクターなのでファンにオススメ。

ファンって誰だってそうだとは思うけど、ジョン・キューザックのファンに関しては、その信頼度がとても高いと感じるのは気のせいでしょうか?
なんか、ジョンだからいいの♡みたいな度合いが高い。僕はそうです、少なくとも。
なんでそこまで信頼するかというと、良すぎる映画が多いんですよ、過去の出演作に。だからあまりハズさない気がする。

初めて観たジョンが『スタンド・バイ・ミー』ですからね。
そりゃいいに決まってる。
『スタンド・バイ・ミー』ではほんの少ししか出てこなかったけど、お兄ちゃんがものすごーく欲しかった少年期の僕にとっては『スタンド・バイ・ミー』のジョン兄ちゃんが超理想(ヤンキースの帽子をくれるデニー兄ちゃんね)。
そして、『セイ・エニシング』、『グリフターズ 詐欺師たち』とかの名作でたちまち大ファンに。
やや隠れた名作『トゥルー・カラーズ』は“何か面白い映画ない?”なんて会話をしたら真っ先に思い浮かぶタイトルのひとつです。
それから、『訣別の街』は僕が『You'll Never Walk Alone』という歌に初めて出会った映画(この映画での『You'll Never Walk Alone』の使われ方はちょっと泣けますよ)。
ウッデ・アレン作品の中でも特に好きな『ブロードウェイと銃弾』はばっちりジョン主演だし。
『セレンディピティ』や『アメリカン・スウィートハート』みたいなどうってことないラブコメもスウィートでいい感じ。



そんなわけで、超信頼のおける俺たちのジョン兄ちゃん。実はハズレもいっぱいあるけど、これからもいい作品を楽しみにしてます。

では、『ハイ・フィデリティ』のロブ・ゴードンに倣って、ジョン・キューザック主演の映画、オールタイム・トップ5(順序不同)。

『マルコヴィッチの穴』
発想が最高。奇抜な内容なのにクラシックな“映画”の匂いがするところも好き。

『トゥルー・カラーズ』
これぞ青春映画!劇場公開されなかったなんて、信じられない!

『狂っちゃいないぜ』
劇場には客が20人いなかったです。でも人間ドラマとして面白いと思う。コメディです。アンジーが出てる(←だからなんだ)。

『ブロードウェイと銃弾』
タイトルからして最高です。もの作りや才能、それにまつわる苦悩について。なんて書くと堅苦しいですね。とにかく面白いデス!!!

『ハイ・フィデリティ』
音楽ファンもうならせる会話がいっぱい。情けなくも愛おしさ満点のロブ(とディックとバリー)。原作も最高です。



ねぇ、いい映画ばっかりですねぇ。
基本的には“熱い”よね、ジョンってば。
さあ、こうなったらジョン・キューザックを次期大統領に!
(むかし、ホントに“CUSACK FOR PRESIDENT”なんていうサイトがあったんですよ)



でも、、、こんだけ盛り上がっといてあれですが、レンタル屋さんにジョン・キューザックコーナーってないね。。。



『Dear John』 / Aimee Mann
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by clyde_8 | 2006-03-23 18:16 | 映画/お芝居
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