巡礼、放浪、来訪
読書習慣のある人なら作家やジャンルはもちろんのこと、それ以外にもどこの出版社が好きとか、どの選書レーベルが好きとか、そういう好みもあったりしますよね、きっと(そんなのない、どこでもいい。なんて言わないで、先続かなくなっちゃうから)。

僕もいくつか好きなのがあって、その中でもとても信頼をおいてる選書レーベルのひとつが新潮クレスト・ブックスです。

このシリーズはホントに良くて、作品選定は“豊かで良質な海外文学”というイメージ(正確には文学作品だけにこだわってるわけではないらしい)。
作品の質だけではなく、装丁もむちゃくちゃセンスが良くて、紙もオリジナルのものを開発したり輸入紙を使って上質感を湛え、本文の文字や段組みからも上品に洗練された香りが漂うので、作品世界がより引き立つ。

できることならすべて欲しいんだけど、そんな経済力はないのでガンガン買えません。あ、買えたとしても読むのが遅いので、読んでない本の棚がすごいことになってしまいます。
文学全集とかもそうですけど、本好きの人たちはどーしてるんでしょうか?
村上春樹さんが愛情たっぷりに翻訳したThe complete works of Raymond Carverシリーズなんて、全部揃えるとスゴイ金額になっちゃうし。



そんなわけで、新潮クレスト・ブックス版が欲しいなと思いつつ、 文庫版『巡礼者たち』を読んでいます。


まだ半分も読んでないですが、深淵で力強く美しい味わいの短編集です。
様々な人生の断片をそっと切り取って見せてくれます。
静かに残る余韻を楽しみながら、少しずつページを捲っています。



『Pilgrims』 / The High Llamas
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by clyde_8 | 2006-03-22 15:46 | 読書
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