Killers
d0025304_13521681.jpg

『ノルウェイの森』を観に行こうかと準備してみたけれど、なんとなくコンディションがあまり良くない気がして(ハルキストとしては非常に慎重になります、映画で春樹作品を観るということには)、ハズれてもダメージの少ない気楽な映画のほうがいいかもしれないぞということで、『Killers』を観てきました。
邦題は『キス&キル』。Oh, gosh !



お話の内容に直接関係あるわけじゃないけれど、ちょっといいですか。
邦題はもう、直訳かそのままでええやん。変な題名は作品のカタチを変えてしまっているということに、もっと大きな問題を感じてほしいんです。配給側もそうだけど、制作側もね。買ってくれるのはありがたいけど、変なタイトルつけちゃダメ!ってちゃんと管理してちょうだい。
題名は、脚本や映像や演技や編集やその他諸々の要素と同じように作品の重要なパーツで、作り手はそこにいろんなイメージや意味や思いを込めて考え、創りだしたはず。それなのになんで言語ごとに題名は変えられちゃうんだろう。しかも、その時々でその国の流行を意識したり、二匹目のドジョウを狙うかのようなクリエイティブのかけらも感じられないバカバカしいやり方で。そんなんダメ。
『ゲルニカ』はどこの美術館で観ても『ゲルニカ』でしょう。
変な邦題は作品世界を壊し、確実に客を減らしていると思うし、作品自体が馬鹿にされる要因にもなっているのだから、無理せず原題直訳か原題そのままで配給しなよ。
というようなことを某映画配給会社勤務の友人に言ったことがあるけれど、いろんな事情がそれを許さないらしいです。。。

というわけで、『Killers』が『キス&キル』に。ラブコメなんだから『キラーズ』は違うだろう、殺し屋たち?そんなんラブもコメも感じられん。ここはいっちょ可愛くロマンティックに『キス&キル』でいこうよ、トムとキャメロンの『ナイト&なんとか』ってのもあったことだしさぁ。なんていう具合に安易につけられたタイトルです。(←完全に想像です、悪しからず)

でもね、『Killers』ってのが物騒で嫌なんだとしても、タイトルロゴやカラーリング、その他いろいろな仕掛けでラブコメだってのは伝えられるんだけどなぁ。ちゃんとやれば。
そのために僕らがいるんだよ。デザインの力をもっと信じてちょうだい。

それに『Killers』良いじゃない。良いイメージきっとあるよ。だってThe Killersってみんな好きだよ、良い曲ばかりだし、カッコいいもん。『Killers』ってアイアン・メイデンのアルバムもスゴいよ、速弾きとか(そんなに速くないか)。そのままズバリの『Killers』っていう殺人者の歌とかあって激しいし。
(結局ラブコメから遠ざかる『Killers』。だからそこは我々がデザインの力でなんとでもしてやるから!)



なんて非常に脱線してしまったので、手短に。
アシュトン・カッチャーファンの婦女子は必見。男性諸氏はアシュトン詣でに嫌々付き合わされたとしても大丈夫。キャサリン・ハイグルがソー・キュートで、もっともっといろんなファッションが見たいなと、にわかファンになるでしょう。
と、『ナイト&デイ』の時と同じように薄っぺらいことばっかり言ってすみませんが、『ナイト&デイ』とは似て非なる作品なので、これはこれでちゃんと真面目にデートムービーとして観に行くと良いと思う。
殺し屋のお話で、当然命狙われまくるんだけど、緊張感のまったくない感じや後半のドタバタした展開が、コーラとポップコーンにとっても合うし、隣の席をこっそり伺いドキドキしたり、同じシーンで笑って目を合わせてドキドキしたりするのにぴったりです。
エンドロールではメイシー・グレイの『Beauty In The World』が流れるので、そこもすごく良い。多幸感たっぷりのというか、賑やかな曲が最後にかかる映画はそれだけで素晴らしく思えるし、なんかウキウキと楽しい。良い曲だなぁと、幸せな余韻。
それでもし、観終わったあとに、一緒に観ていた彼や彼女が「ワタシ的にはつまんなかったな、ありえないでしょあの展開」とか「そうだなぁ、オレは星2.5個ってとこかなぁ。55点だね」なんて言うような人だったとしたら。
その時は、その場で別れてしまいなさい。(←結局物騒)



最後に脱線ついで。
邦題ファック!とか言ってるわりには『さらば青春の光』は邦題込みで(タイトルがもろ内容をバラしてるとこも含め)大大大好きな自分。



『Killers』 / Iron Maiden
[PR]
by clyde_8 | 2010-12-14 14:10 | 映画/お芝居
<< 時さえ忘れて You'll Neve... >>